炎に包まれた街を救うのは、消防士だけではない。ゲームの中の戦場で戦う「コール オブ デューティ」のプレイヤーたちが、現実の危機にも立ち向かった。
プレイヤーたちが、カリフォルニア山火事の被災者救助を支援するゲーム内の課金パックを購入したことにより、約2.4億円(160万ドル)もの支援金が集まったのだ。 さらに、ゲーム開発元のActivision社が約1.5億円(100万ドル)を追加寄付し、総額約3.9億円(260万ドル)が被災地の救援活動に充てられることになった。
この募金は、ロサンゼルス消防局財団(LAFD Foundation)と医療支援団体のダイレクト リリーフ(Direct Relief)に寄付され、被害を受けた地域の復興と消防活動にあてられる。
ゲーム内の課金アイテムを購入し、全額寄付
今回、寄付に協力したのは、「コール オブ デューティ:ブラックオプス6」と「コール オブ デューティ:ウォーゾーン」のプレイヤーたちだ。
ゲーム内で販売された特別な課金パック「LA Fire Relief Tracer Pack」を購入すると、ロサンゼルスの山火事の被害者や消防士にを支援できる仕組みになっていた。
プレイヤーは、ゲーム内通貨「CODポイント、2,400」(日本円で約3,000円)を使ってこのパックを購入すると、自動的にその金額全てが寄付金として活用される。
パックには、オペレータースキン(キャラクターの見た目を変えるアイテム)や特別デザインの武器設計図などの限定アイテムが含まれており、ゲームを楽しみながら支援活動にも貢献できる形となっていた。
この取り組みにより、世界中の「コール オブ デューティ」プレイヤーが支援に参加し、最終的に約2.4億円(160万ドル)の支援金が集まったのだ。
プレイヤーから集められた2.4億円と、ゲーム開発元のActivision社が追加寄付し1.5億円、総額約3.9億円(260万ドル)の支援金は、ロサンゼルスの消防活動と医療支援に役立てられる。
ロサンゼルス消防局財団には、消防士たちが使用する最新の装備、訓練、地域への啓発活動のための資金が提供される。
ロサンゼルスの消防士たちは、年間を通じて山火事の危険と戦っており、より強力な装備や訓練が求められている。
また、ダイレクト リリーフ(Direct Relief)という国際的な医療支援団体には、火災で被害を受けた住民のための医療物資や治療支援のための資金が送られる。
この団体は、世界各地で災害が発生した際に、迅速に医療支援を行うことを使命としており、今回の火災被害を受けた人々に対しても、必要な医薬品や医療機器を提供する。
これまでも積極的な寄付活動を行ってきたゲーム開発元
今回の寄付を主導したActivision社は、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカに本社を構える世界的なゲーム会社で、「コール オブ デューティ」シリーズの開発元としても知られている。
同社はこれまでもゲームを通じた社会貢献活動を積極的に行ってきた。
その代表的な取り組みが、「コール オブ デューティ エンダウメント」(Call of Duty Endowment)というプロジェクトだ。
これは、アメリカやイギリスの軍退役者(ベテラン)が新たな仕事に就くための支援を行う基金で、これまでに多くの退役軍人たちが新しいキャリアを築く手助けをしてきた。
ゲームの世界から現実世界を救う
ゲーム業界はエンターテインメントだけでなく、社会に対しても大きな影響を与える力を持っている。
今回のプレイヤーたちに販売した課金パックによる募金活動は、その一例として、多くの人々の命を救う結果につながったのだ。
「コール オブ デューティ」のプレイヤーたちが、ゲームを楽しみながら被災地支援に協力する今回の取り組みは、ゲーマーたちの「社会貢献の可能性」を示した。
ゲーム内で世界を救うゲーマーたちの一致団結は、ときに現実世界の人々を救う大きな力になるのだ。
References: Windowscentral[https://www.windowscentral.com/gaming/call-of-duty-bundle-raises-1-6-million-for-la-fire-relief] / Gamerant[https://gamerant.com/call-of-duty-tracer-pack-la-fire-relief/] / Community.designtaxi.com[https://community.designtaxi.com/topic/8260-call-of-duty-players-raise-16m-for-la-fire-relief-via-in-game-purchases/#google_vignette]











