
げっ歯類最大のカピバラは温厚な性格で、他の動物たちからも慕われている。そのため、動物界のお釈迦様とも言われている。
ふれあい動物園界隈では、カピバラと同じくらい人気が高いのがアルパカだ。アルパカも温厚な性格だけど、怒らせるとくっさいツバをペペッと吐き掛けるから注意が必要なのだが、カピバラになら何をされても許してしまうようだ。
床に腰を下ろしているアルパカに近づいてきたカピバラは、何を思ったのか、その上を横切ろうとする。だがこれも、許されちゃうんだよなー。
カピバラとアルパカが夢の競演
日時、場所は不明だが、ふれあい動物園的な施設の室内かと思われる。スタッフがアルパカの毛をドライヤーで乾かしていた時、それは起きた。
床に座りながら、ドライヤーを当てられているアルパカに近づいてきたカピバラは、いきなりアルパカの背中に乗ってきた。
最初は何が起きたのかと振り返って背中を見たアルパカだが、それがカピバラであることがわかると、「あなたなら許しましょう」とばかりに、したいようにさせてあげている。
カピバラはアルパカの背中をもみほぐすように前脚でふみふみしたり、アルパカの毛をパクパクと食べようとしてみたり。
するとアルパカは突然体を倒し横になった。カビバラはげっ歯類最大でその体重は35から 66kgと、そう軽いわけではない。
ちょっと重かったのかな?それとも喜びの仕草なのかな?
するとカピバラは、再び起き上がったアルパカの背中を踏みつけながら乗り越えていった。
だがそれも許される。その証拠にアルパカは降りてきたカピバラに顔を寄せ、好き好きちゅうと、キスをしたのだ。
同じことを他の動物がやったら同じ結果になるのだろうか?アルパカも温厚な性格ではあるが、嫌なことされたり、嫌いな相手にはツバを吐く習性がある。
それがやさしくキスだもん。やはりカピバラだけは特別で、全てが許される存在のようだ。
カピバラはすべての動物を受け入れる。故にすべての動物から受け入れられるということなのだろうか?
時にワニすら乗りこなすカピバラも確認されているようだ。