
イギリスで、女性が愛犬の散歩をしている途中、思いがけない動物と出会った。なんと飼い猫である。
どうやら猫は、幹線道路を横断し、森の中を駆け抜け、必死に追いついたようだ。犬と仲良しの猫は自分も一緒に散歩したかったんだろうが危険な大冒険だ。
危険な道を横断し、散歩に出かけた飼い主と犬を追いかけた猫
2024年3月24日、イギリス・エセックス州に住むエマ・バートンさんは、飼っているダックスフントのロリーを連れていつもの散歩に出かけた。
しかし10分ほど歩き、家から1.6kmほど離れた地点でふと後ろを振り返ると、そこには思いもよらない姿があった。なんと、愛猫のスノーボールがこっそりついてきていたのだ。
スノーボールはメスで生後20か月。バートンさんによると、彼女は自宅から出て、主要道路を横断し、野原や森を抜けて飼い主の後を追いかけてきたという。
「スノーボールがケガをしなくて本当に良かった。でも、彼女が主要道路を渡ったと知ったときはとても怖かった」と、バートンさんは語る。
すぐに家に帰ることを決意。犬を引き、猫を抱きかかえながら
驚きと同時に心配になったバートンさんは、すぐに引き返すことを決意。
しかし、犬のロリーのリードを引きながら猫を抱えて帰るのは簡単ではなかったという。
スノーボールとロリーは普段から仲良しで、少しでも離れ離れになっている時間が我慢できず、必死で追いかけてきたのだろう。
「スノーボールを道路で抱えて運ぶのは大変だった。今では散歩に行く前に彼女が家の中にいるかを確認するようにしている」と話している。
スノーボールの思わぬ追跡劇に驚いたバートンさんは、この様子を動画に収め、自身のTikTokアカウント(@emzyb38)でシェアした。
するとこの動画はすぐに拡散され、投稿時点で再生回数20万4200回以上、いいね数9700件を超える大反響となった。
TikTokのコメント欄には、スノーボールの行動に共感する声が多数寄せられた。「うちの猫も同じことをするよ。まるでどこまでもついてきそう」、「リードとハーネスを買って、一緒に散歩できるようにしたら?」といった意見が相次ぎ、中には「猫は散歩に付き合ってあげたつもりでいるのかも」といったコメントも。
実際にスウェーデンなど一部の国では、猫にリードを付けて散歩をするのが一般的だ。猫も徐々に慣らしていけばリードで散歩することも可能だ。
ロリーもリードを付けているんだもの、スノーボールだってお揃いだからきっとすぐに慣れてくれるだろう。
次はロリーとスノーボールがリードを付けて一緒にお散歩する姿が見たいね。