
ゴールデンレトリバーのティグは、やんちゃで、遊びたい盛りのお年頃。そんなティグの親友は猫のスクウィークス。
2匹はとても仲良しで、しょっちゅうじゃれ合いという名のプロレスごっこに勤しんでいるという。
ある日台所でドタバタしている音に気が付いた飼い主が身に行くと、なんとティグがスクウィークスにヘッドロックを決めていた。
飼い主は、「離してあげなさい」というのだが、ティグは言うことを聞くはずもなく……。
猫にヘッドロックをかけていた犬、飼い主にバレてしまう
仲良く喧嘩と言えばトムとジェリーだが、こちらは犬と猫という組み合わせだ。
それは、アメリカ・マサチューセッツ州に住むウェンディ・グアンさんが飼っている、現在4か月のゴールデンレトリバーのオス、ティグと、生後5か月の元保護猫のオス、スクウィークスだ。
活発で有り余る体力を持て余しているティグにとって、スクウィークスは良き相棒となった。スクウィークスもまた、元気いっぱいの猫だったのだ。
ふたりはまるで兄弟のように仲が良く、毎日がドタバタの連続だ。
ある日、夫のゲイリーさんが台所からドタバタとした音がすることに気がづき、現場を確認しにいった。
するとティグが、スクウィークスをしっかりと頭で抱え込むように「ヘッドロック」をしているではないか!
さすがにこれはスクウィークスも重いだろうと、「ティグ、彼を離してあげなさい!」と叱ったのだが、ティグはゲイリーさんから視線をそらし、手を離す様子はない。
さらにティグは、「僕は何も悪いことしてないよ?猫ちゃんと楽しく遊んでいただけだよ?何か問題でも?」
と、スクウィークスの頭を自分の頭で必死に隠そうとする。
猫の存在そのものを隠蔽して、何も起きてないかのように見せかけるティグ。
仲良くじゃれあうティグとスクウィークス
ウェンディさんによれば、ふたりは寝るのも一緒、食事も一緒、遊びも常に一緒。まるで本当の兄弟のように、片時も離れないという。そして日課のプロレスごっこだ。
最近では、スクウィークスがテーブルから物を落とし、それをティグがくわえて逃げ回るという遊びが彼らの間で流行っているらしく、毎日がドタバタの連続なのだという。
スクウィークスは生後わずか2週間の時、畑の中でひとりぼっちでいるところを発見された。
その後、ウェンディさん夫妻に保護され、家族に迎え入れられた。命の危機を乗り越えて生き延びた「サバイバー」だけあって、ティグとの激しいじゃれ合いにもまったく物おじすることなく、対等にじゃれあっているそうだ。
散歩に行くときも、スクウィークスは一緒に行きたそうにする。ティグも彼を残していくのが名残惜しそうにしているので、「ティグがもう少し大きくなったら、スクウィークス用のリュックを買って、ティグに背負わせようかしら?」とチラッと考えているようだ。
スクウィークスなら訓練すればすぐにリードで散歩ができそうな気もするので、一緒に散歩も夢じゃないかもしれないね。