こういうのが見たかった!たくさんの猫たちが集まっている猫用おやつの看板
Images: <a href="https://adamandeveddb.com/work/ad-attack/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Adam&amp;eveDDB</a>

こういうのが見たかった!たくさんの猫たちが集まっている猫用お...の画像はこちら >>

 大きな看板めがけてたくさんの猫たちが集まっている。中には看板によじ登ろうとする猫の姿も!ちょっとびっくりするけど、猫好きにはたまらない光景だ。

 本物の猫に見えるが、実は猫そっくりに作られた立体像だ。猫たちの像を含めた看板全てで、「ドリーミーズ」の猫用おやつを宣伝しているのだ。

 これはナイスなアイデアだ。遠目には本物の猫にしか見えない造形が目を引く上に、思わず撮影したくなる人続出だろう。

ロンドンに設置された、猫がたくさん群がる看板

 2025年3月、イギリス・ロンドンのキングスランド・ロードやクエーカーストリートなどの通りにユニークな看板が設置された。

 その看板のまわりには、猫たちが大量にいるではないか。中には看板をよじ登っている猫もいれば、看板の上のパイプを歩く猫、でっぱりの部分にしがみついている猫もいる。

[画像を見る]

猫用おやつのプロモーションだった!

 これらは、日本でも販売されているドリーミーズという猫用おやつの広告キャンペーンの一環として設置されたものだ。

 ドリーミーズは、アメリカの大手食品企業マース社が展開するブランドで、日本でも「ドリーミーズ」として一部で販売されている。

このキャンペーンを手がけたのは、ロンドンを拠点とするクリエイティブエージェンシー「adam&eveDDB」で、広告メディア企業「EssenceMediacom」や「Jack Agency/Build Hollywood」がメディア展開に協力している。

[画像を見る]

立体猫像は本物そっくり!

 壁や屋根にへばりつく猫たちは、繊維強化プラスチック(ファイバーグラス)で作られた立体像で、リアルな猫の動きを3Dレンダリングという技術で再現し、一体一体が手作業で塗装されている。

[画像を見る]

 また猫たちの動きは、まさにドリーミーズのおやつの入った袋の音を聞きつけて駆け寄る猫そのもの。

 ときに空中に跳ね、時にはパイプをつかんでよじ登り、看板の中央に描かれた、「ドリーミーズのおやつ袋」にまっしぐらしている。

 まるで命を吹き込まれたかのような猫の存在感がイギリスの通行人の視線を奪っているという。

[画像を見る]

 このプロモーションの背後にあるのは、猫という生き物の性格や行動に対する深い理解だ。マース社のヨーロッパブランドディレクターであるハラ・シンノ氏は、キャンペーンの狙いについてこう語っている。

猫のかしこさ、狙った獲物は逃がさない執拗さ、そしてツンデレな性格。そういった猫らしい特徴を祝福するのが目的です。どんなに気取った猫でも、目の前のドリーミーズにデレることを表現したかったのです (シンノ氏)

 Adam&eveDDB[https://adamandeveddb.com/work/ad-attack/]のクリエイティブディレクターであるアン・ネルソン氏とマイク・サザーランド氏も、猫が本能的に動き出す「混乱の一瞬」を描きたかったと話す。

 その混乱とは、つまりドリーミーズが床に落ちた瞬間、猫が一斉に飛びかかるあのテンションだ。

[画像を見る]

 InstagramやTikTokでは、すでに街中のこの看板がある場所を探して歩くユーザーも出てきており、SNS上でも高い注目度を集めているそうだ。

 遠くから見ても猫そっくりだが、近くで見ても猫そっくり!とても精巧なつくりなので、猫好き界隈が略奪してしまうんじゃないかと心配になるほどだ。

 まさに看板猫だね、誰がうまいこと言えと、いやうまくない?

[動画を見る]

References: Adamandeveddb[https://adamandeveddb.com/work/ad-attack/] / Thedrum[https://www.thedrum.com/news/2025/03/28/ad-the-day-cats-climb-billboards-dreamies]

本記事は、海外で報じられた情報を基に、日本の読者に理解しやすい形で編集・解説しています。

編集部おすすめ