私たちはモンスターを育ててしまったようだ….ギズモからグレムリンに変身した犬

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 ベルギー原産の「ブリュッセル・グリフォン」は、低い鼻と、口やあごに長く伸びたふさふさのヒゲが特徴の、愛嬌のある小型犬だ。

 日本では珍しい犬種だが、まだ小さな子犬の頃からブリュッセル・グリフォンを飼い始めた家族がその成長記録をSNSに投稿している。

 ウマ(UMA)と名付けられた子犬は、まるで映画「グレムリン」に出てくるギズモのようでとてもかわいかったのだが、成長の途中でグレムリンに変貌した。

 まずはその様子を見ていこう。

成長過程でギズモからグレムリンに変貌した愛犬

 TikTokユーザー、@feisty_uma[https://www.tiktok.com/@feisty_uma]さんは、ブリュッセル・グリフォンのメス、ウマ(UMA)を赤ちゃんの時から家族に迎え入れ、その成長記録を日々投稿している。

 その中で成長過程がわかる1本の動画が爆発的に話題となった。

 動画の最初には、つやのあるこげ茶色の毛につぶらな瞳、まさに映画、グレムリンに出てくるギズモに似た、ぬいぐるみのようにかわいいウマが映っている。

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 しかし、その次のシーンで成長したウマに多くの視聴者がびっくり!毛色も変化し、顔回りに伸びた毛は、まるでギズモからグレムリンに変化したかのようだ。

 本当に同じ犬なのかと目を疑う人続出だが、まぎれもなくどちらもウマだ。もしかしてウマって未確認生物のUMAから命名されたの?って感じだ。

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 もふもふになっても十分に愛くるしいけど、こんなにも変化するものなのだね。

 映画『スター・ウォーズ』に登場する「イウォーク」に見えるという声も多く上がっていた。

 「私たちは不機嫌なモンスターを育ててしまったようだ」というコメントと共に投稿されたこの動画は、3,430万回以上再生され、460万件以上の「いいね」がついた。

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ブリュッセル・グリフォンとはどんな犬?

 ブリュッセル・グリフォンはベルギー原産の小型犬で、体高18~20cm、体重3~5kgほど。特徴は、アゴと口にたくわえた長いヒゲのような被毛と、ぺちゃっとしたマズル(鼻先から口先)だ。

 ブリュッセル・グリフォンの祖先は、ベルギーの都市部でネズミなどの害獣を駆除していた小型犬で、19世紀後半に、グリフォンはヨーロッパの上流階級の女性たちの愛玩犬として大流行した。

 ここから、より小型で、人間に似た平たい顔を持ち、安定した毛色になるよう改良が進んでいった。一説によるとパグとヨークシャーテリアなどが交配されているという。

 性格は明るく温厚で、友好的。運動量もやや少なめなことから比較的飼いやすい犬種とされている。

 個体によって顔や毛並みが異なるが、毛色は赤みがかったブラウンで尾は垂れ尾で、耳は折れ曲がっている。

 ちなみに以下の映像は、現在のウマの姿と、入浴後のウマの姿を比較したものだ。

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 視聴者の中には「こんな風になるって知ってたでしょ?」というコメントもあり、投稿者は「うん、もちろん分かってたよ。うちの理想そのものだもの」と返している。

 飼い主はユニークな風貌を持つウマのことを心から愛しており、その成長を楽しみにしているそうだ。

 グレムリンモードもギズモモードも、そしてイウォークモードも併せ持つウマは、その日の状態によってモードチェンジを繰り返しているようで、飼い主もたまらなくいとおしいだろうね。  

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