火星が転がってきただと!?アメリカの首都で仰天ハプニング
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 道路を走行中、ちらっと横を見ると、転がってきたのは何と火星!そのまま高速道路へと突入した。

 そりゃもうびっくりなんだけども、火星にしては小さいぞ?

 実はこれ、アメリカの首都、ワシントンD.C.の文化施設で展示されていた直径約9mの巨大な火星バルーンだったのだ。

 この非日常的な光景に、思わず撮影者も「オーマイガー」だ。

展示中の火星が強風で脱走!!?

 2025年4月3日、ワシントンD.C.にある「ジョン・F・ケネディ・センター」で展示されていた巨大な火星のバルーンが、強風にあおられて展示場所から転がり出し、そのままハイウェイへと突入するという珍事件が発生した。

 このバルーン、本物の火星よりは小さいが、直径が約9.1mと風船にしては大きいサイズだ。

 この火星は、「セレスティアル・ボディーズ(Celestial Bodies)[https://www.kennedy-center.org/whats-on/explore-by-genre/exhibits/2024-2025/celestial-bodies/]」という展示企画のために、チェコ共和国にある気球製造会社「クビチェック・ファクトリー」により、地球、月とともに製作され、同センターの敷地内「リーチ・プラザ」に配置されてたものだ。

 これらの惑星バルーンは夜になると内部からライトアップされ、科学教育を超えて見る者に驚きと感動を与える展示として人気だった。

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逃げる火星、追う人々

 この時、現場近くの道路を走っていた車から撮影した映像がInstagramでに投稿された。

 動画には、火星バルーンが展示スペースから転がり出し、坂を下って道路へと進む様子が映っていた。

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 動画内では「これって意図的なの?」という声が聞こえ、それに対して「いや、絶対に違うよ!わあ、まさか!」、「オーマイガーッシュ!」と車内の会話が記録されている。

 その後、バルーンは首都を走る高速道路にまで到達。

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 通行する車両の横をゆっくり転がる火星の姿はまさにSFファンタジー?いや、ファンタジーではないな。でもちょっとした非日常感はあるよね。

 幸いなことに、この事件によるけが人は報告されておらず、火星バルーンも無事に回収されたそうだ。

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 今回の火星バルーン逃走事件で話題となったケネディ・センターは、最近も政治的な出来事で注目を集めていた。

 2025年2月、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏が、同センターの文化組織の会長職に自ら就任し、既存の理事会を解任したことが報じられた。

 なお、この一件についてケネディ・センターのスタッフの一人は匿名でメディアのの取材に対し、「火星でさえケネディ・センターから逃げたがっている」と冗談交じりに語ったそうだ。

 火星バルーンの“脱走事件”は世界中の注目を集めたが、ケネディ・センターの「セレスティアル・ボディーズ」展示は現在も続行中だそうだ。

 火星が一度逃げ出したハプニングが、むしろこの展示に新たな魅力を加えたともいえるだろう。

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References: Giant Mars balloon escapes Kennedy Center plaza, rolls toward highway – NBC4 Washington[https://www.nbcwashington.com/news/local/giant-mars-balloon-escapes-kennedy-center-plaza-rolls-toward-highway/3883778/]

本記事は、海外で報じられた情報を基に、日本の読者に理解しやすい形で編集・解説しています。

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