また当てた!馬が飼い主の妊娠を的確に見抜く

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 アメリカで暮らす女性が、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて愛馬に会いに行った。すると馬は思いがけない行動をとった。

 馬のサッズは、女性の腹部に顔を近づけるとクンクンとにおいをかぎ続けた。その後、驚きの事実が発覚する。

 実は前回の妊娠の時もサッズが同じ行動をとっていたことを思い出した女性は、妊娠検査薬を試してみたところ、みごと的中!ご懐妊だった。

 サッズは今回も、女性が気が付く前に赤ちゃんの誕生を見抜いたのだ。

いつもとは違う馬の行動

 2025年3月20日、アメリカのTikTokユーザー、オークリーさんが投稿した1本の動画が注目を集めた。

 その動画には、赤ちゃんを抱きながら、家族が長年飼っている、愛馬のサッズ(25歳)と触れ合う様子が映っていた。

 サッズは、まず彼女と赤ちゃんを軽く嗅いで挨拶した後、彼女の腹部に顔を近づけ、クンクンと匂いを嗅ぎ続けた。

 そして、ふいに顔を上げて横目で彼女をじっと見つめたという。

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馬が女性の妊娠をいち早く察知

 この時は特に何も思わなかったそうだが、後からこの動画を見返したオークリーさんは、ハッとした。

 実は前回、第一子を妊娠した時も、サッズは同様の行動をとっていたのだ。

 「まさか、また妊娠してるのかも…?」

 この時オークリーさんは自分が妊娠しているだなんて思ってもみなかった。

 そこで市販の妊娠検査薬(妊娠検査キット)を購入しテストを行ったところ結果は陽性。サッズはいち早くオークリーさんの妊娠を見抜いたのだ。

 オークリーさんは動画のキャプションにこう書いた。

「サッズは前世、産婦人科医だったのかも…」

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愛馬が感じ取った“命の変化”

 馬は犬ほどではないが、人間よりずっと嗅覚が優れており、においで群れの仲間を識別したり、発情期のメスの匂いを嗅ぎ分けたり、未知の食べ物の安全性を判断している。フェロモンへの反応が強いのも特徴だ。

 妊娠によって分泌されるホルモンの変化により、体臭やフェロモンにわずかな違いが生じる。人間が気づかないこの変化を、サッズは察知したのだ。

 今回のような反応が引き出された背景には、サッズとオークリーさんの深い信頼関係がある。25年という歳月をともに過ごし、互いの呼吸を知る深い愛情で結ばれた家族だからこそ、ほんのわずかな変化にも気づけたのだろう。

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