
爪切りが嫌いという猫も多いだろう。動かれると深いところまで切って神経を傷つけてしまう恐れがあるから、慎重にかつ迅速に行わなければならない。
暴れる猫の場合、ひとりで猫の爪を切ろうと思うと大変だが、だがこのご家庭では、爪切りの時にアシストしてくれる心強い仲間がいる。
なんとそれは猫!目には目を、ならぬ猫には猫で、ぎゅっと押さえつけてくれるので、安定した爪切りが可能になるのだ。
猫の爪切りを補助してくれる猫
「どうせ切られるんだから、じたばたせずにとっとと済ませてしまった方がいい。動くと危険だから、私がアシストしよう」そんな気持ちがあったのかどうかはわからないが、飼い主が爪切りを持ち、灰色トラ柄の猫を押さえつけた瞬間、もう1匹の白っぽい猫が動いた。
トラ柄の猫の頭の後ろ、首に近い部分をぎゅっと噛んで、肉球でボディをつかみ、抑え込んだのだ。
ここを抑えられると一般的な猫は動かなくなる。その間に飼い主はヒョヒョヒョイと爪を素早く切ることに成功。
反対側の爪も切らなきゃならない。アシスト猫はそれもわかっているようで、ずっとその体制を保ち続け、灰トラ猫が動かないようにしている。
ちょっと強引ではあるが、猫の爪の中央には血管や神経があるため、暴れたり動かれたりされると、誤ってその部分を傷つける可能性もある。
アシスト猫がしっかり押さえてくれるおかげで、安全に猫の爪を切ることができたようだ。
うちは抱っこして爪を切るスタイルを小さな時から続けているので、猫たちもあきらめかけているのか、「とっとと終わらせろよ」てな感じで、観念して切らせてくれるのであまり問題はないが、毎回大変な思いをする飼い主は、このアシスト猫を派遣してもらってはいかがだろうか?
どこに住んでるかはちょっとよくわからないし、他の猫にもこのサービスをおこなってくれるのかもわからないんだけどもね。