インテリアデザイナーとしても有能?チャットGPTの提案で家がおしゃれに生まれ変わる

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 画像生成機能が無料開放されたり、大幅なアップデートがあったりと、近頃何かと話題に上ることが多くなった生成AI、チャットGPT。

 今まであまりAIに触れる機会がなかった層も取り込んで、前より身近になって格段に「使える」ヤツになってきたんじゃないかと思うんだ。

 そんな中、インドの女性がChatGPTと相談したことで、自宅がおしゃれに生まれ変わったという。

 意外な分野で有能さを見せつけてくれたらしいAIだが、いったいどんな部屋ができ上がったのだろうか?

壁の色をAIに相談してみた結果、すべてが変わった!

 インドでフォトグラファー兼コンテンツクリエイターとして活躍しているカミヤ・グプタさんは、自室のリフォームに長年頭を悩ませていた。

 これまでにもいろいろなアイデアを取り入れてみたが、どれもイマイチ自分の部屋にはフィットしない感じ。

 悶々としていた彼女は、ある日何となく、本当に何となくチャットGPT(ChatGPT)に自室の写真をアップロードして、こんな質問を投げかけてみた。

この壁を変えたいんだけどど、どんな色が合うかな? フローリングに合う色にしたいの。壁は額に入った写真で埋め尽くしたいな

 チャットGPTは「オレンジの壁はどうでしょう?」と返事を返すとともに、画像生成機能を使い、提案を実際の画像にして見せてくれたのだ。

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 その瞬間からすべてが変わった。チャットGPTのアイデアが気に入ったカミヤさんは、すぐに業者を呼んで壁をオレンジに塗り替えた。

 以後、彼女とチャットGPTの会話は、より深く複雑なものになっていく、カミヤさんは何でもチャットGPTに相談するようになり、AIはその度に的確な提案やモックアップ(画像生成機能で完成イメージを視覚化した画像サンプル)を返してくれた。

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インテリアの配置もAIに相談しながらリフォームを進める

 ある時は、本棚をどうしよう?と相談したカミヤさんに、「ちょっと邪魔になると思う」と返したチャットGPTは、代わりに壁にネオンサインをつけることを提案。

 AIが見せて来たモックアップには、「Chillin’@MAKS」という文字をかたどったネオンサインが。「MAKS」はカミヤさんのファミリーネームだったため、一目で気に入った彼女は即導入。

 またラグマットやソファ、照明といったインテリアも、通販サイトへのリンクを送るだけで、部屋にその商品を置いたモックアップ画像を生成してくれる。

 カミヤさんはどの色やデザインが部屋によりマッチするかを、よりリアルに確認しながら選ぶことができたのだ。

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 そんなこんなで、カミヤさんはチャットGPTと相談しながら、家具の配置も決めていき、理想のマイルームが完成した。

 何も知らされていなかった家族を招待して、部屋のお披露目が行われた。「サプライズだよ」とだけ伝えられていた両親や弟たちは、カミヤさんの部屋のあまりの変化にビックリ。

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使い方次第で有能な相談相手になるチャットGPT

 カミヤさんが使ったのは有料版のチャットGPTだそうだが、無料版の機能もかなり良くなってきている。

 視聴者からは「AIはすぐに質問の内容を忘れてしまう」という声があったが、カミヤさんは以下のようにアドバイスしていた。

会話が進むにつれてAIが混乱してしまうこともあるので、画像を送信し直してそれまでのトピックを思い出せるようにするといいと思います。そうすればAIは明確で新鮮な提案をしてくれるようになります

 この革新的なチャットGPTの使い方に、フォロワーからは多くのコメントが寄せられていた。

  • ジブリ風の絵をつくるんじゃなくて、こんな風にAIを賢く使っているのを見るのは最高ね
  • 久しぶりに見た、AIの最高の活用法だ!
  • チャットGPTをこんな風に使うなんて、思いつかなかった。新たな次元が開いたよ
  • 私も同じことをしているの。庭のレイアウトを考えてもらったよ
  • あなたのこの結果を見て、うちのキッチンにも同じことをしてみたいと思ったわ
  • インテリアデザイナーとして、AIが私たちの仕事を奪うのではないかって心配になる。いつかあなたの仕事も奪われるでしょうね
  • みんなどんどん自分で考えなくなって、怠惰になっていく。創造性もアイデアも何もないじゃないか
  • オレンジが明るすぎて安っぽく見える。
    本物のインテリアデザイナーに依頼したら、こんな間違いは起こらない。AIが本職の仕事を取ることはあり得ないね
  • あなたは自分の部屋のデータをテクノロジーの巨人に売り渡していることに気がついているの?
  • デザインは気に入ったけど、これによって奪われる雇用の数を考えると怖い。考え過ぎかな

 コメントの大半は肯定的なものだったが、中にはAIに情報を提供したり、既存の職業を奪うことへの危機感を示す声も。カミヤさん自身は次のように語っている。

正直なところ、AIは確かに危険だと思う。でも同時に素晴らしいものよ

 チャットGPTはビジネス用途で話題になることが多いけれど、インテリアやファッション、料理のレシピなど、心の悩みなど、日常のちょっとしたことでも相談相手になってくれる。

 部屋が散らかりすぎて収拾がつかなくなった人がGPTに相談したところ、掃除の方法や順番をアドバイスしてくれたおかげで、無事部屋もきれいになったという話もあったね。

 コーディネイトに迷ったり、食材を前にして何を作ろうか悩んだりした時は、ちょっとアドバイスを求めてみてもいいかもしれないね。

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References: Indian woman uses ChatGPT for stylish room makeover, jaw-dropping results stun internet[https://www.hindustantimes.com/trending/indian-woman-uses-chatgpt-for-stylish-room-makeover-jaw-dropping-results-stun-internet-101745238543922.html]

本記事は、海外で報じられた情報を基に、日本の読者に理解しやすい形で編集・解説しています。

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