
飼い主が輪を投げると犬がとってくる、「とってこいゲーム」の真っ最中。だがこの犬、遊びよりもずっと気になっていたことがある。
テーブルの上に置かれた飼い主のお菓子だ。ゲーム中はずっと飼い主が見ているため、盗み食いすることはできない。それでも犬はずっとそのチャンスをうかがっていた。
そしてついに、絶好のチャンスが訪れる。もちろん犬はこの機会を見逃すはずはなく、ミッションコンプリートなのだ。
飼い主と投げ輪ゲーム、だが犬はそれどころではなかった
飼い主が何かを投げて犬がそれを取ってくる。英語では「フェッチ(Fetch)」、日本語では「取ってこい遊び」と呼ばれるこのゲームが好きな犬は多い。
だが中には「遊び気」より「食い気」が勝ってしまう犬もいる。この犬がまさにそうだった。
飼い主と楽しく遊んでいるようにみせかけながらも、その目はテーブルの上にあるスポンジケーキのようなお菓子をずっと追っていた。
チャンスは確実にものにする、ついに犬はお菓子をゲット!
なんとかあのお菓子を食べることはできないだろうか?その機会をうかがっていた犬だが、ついにチャンスが到来する。
飼い主が、輪を投げた瞬間にバランスを崩し、倒れてしまったのだ。
「今だ!」犬は飼い主の視線が外れたのを確認すると、すぐにUターンし、テーブルの上のお菓子に食らいついた。
一瞬の隙も見逃さない。こういったスキルがあれば非常時も生き残る確率が上がるのだ。
とはいうものの、取ってこい遊びの様子はずっと撮影されていたので、犯行シーンはすべて撮影されていた。
そこには気が付かないのも犬のかわいいところではある。
飼い主が遊びたがっているのだから付き合わないわけにはいかない、でもお菓子を食べたいという欲望も叶えたい。
飼い主をたてつつも、自分の要求を満たす犬は、まさに「あざとかわいい」を体現した存在なのかもしれない。