
犬は役目を与えられ、それをこなすことに喜びを感じる動物だ。だが時に、望んでない仕事、あまり得意じゃない仕事を任されることもある。
そんな時にどうするのか?ロットワイラーのチャイナは、頭に懐中電灯をつけ、お父さんの手元を照らす役目を担った。
彼女は一生懸命がんばったのだがうまく照らすことができなかった。「これは私にはむずかしいのよ」その不満を撮影していたお母さんに表情で訴えかけた。
お父さんの手元を照らす係を任された犬
ロットワイラーはドイツのロットヴァイル地方を起源とする大型犬で、もともとは家畜の護衛や誘導の役目を担っていた。
性格は非常に忠実で、家族に対して愛情深く献身的である。なのでお仕事を任されると、喜んでお手伝いしようとする。
この日お父さんはガレージで車の修理を行っていた。その手元を照らす任務を任されたのが、ロットワイラーの子犬、チャイナである。
チャイナは頭にLED懐中電灯を装着し、お父さんの横で照らそうとするのだが、頭を上に揚げてしまうため、ライトの位置が手元に来ない。
お父さんに「ここだよ、ここ、じっとしてるんだ」と怒られてしまった。
これに納得のいかないチャイナは、撮影しているお母さんに対し、何かを訴えかけるような表情をする。
こんな仕事は嫌だ、表情ですべてを語る犬
お父さんのお手伝いはしたいけど、上手に照らすことができない。
「一生懸命頑張ってるのに、この仕事は自分には向いていない、もっと別の任務なら上手にできるのに、もう嫌!」っと、その場を離れたチャイナは、自分の今の気持ちを全て表情で表現した。
チャイナにはまだ、この任務は重すぎたようだ。この動画がTikTokに投稿されると、多くのユーザーがチャイナを擁護した。
・こんな風におとなしく懐中電灯をつけて、横でじっとしてられる子犬はいないよ。ライトをつける位置を変えてあげればいいんだよ
・私はこの子犬の弁護士です。OSHA(米労働安全衛生局)違反で訴訟を起こします
・あやまれ、今すぐこの子犬にあやまるんだ。彼女に非はない!
・頭に懐中電灯を乗せられてまでがんばっているチャイナを怒るなんて間違ってる!
ロットワイラーは感情表現が豊かで、人との絆を大切にする犬種だ。お父さんに怒られたことがトラウマにならなければよいのだが。
だが安心して欲しい。この後お父さんはチャイナに謝罪し、たっぷりと愛情を注がれたことで、機嫌が直ったようだ。