刑務所になど一生無縁だと思っている人に朗報だ。インドに刑務所の雰囲気を体験しながらおいしい食事が楽しめるレストランがあるという。
カルナータカ州のバンガロールにある「セントラル・ジェイル・レストラン（Central Jail Restaurant）」では、「刑務所」をテーマにしており、訪れた瞬間に手錠をかけられ、刑務官に連行されるところから始まる。
鉄格子の扉の前で刑務官がお出迎え
その体験はすでに入り口から始まっている。多くのレストランに見られるような大きなドアではなく、そこにあるのは巨大な刑務所の扉だ。
その扉の小さな開口部から入店する。外には番兵の像が立っており、時に刑務官に扮したスタッフに手錠をかけられることもある。
店内もインドの刑務所を模したつくり
内装も一貫して刑務所の雰囲気が漂っており、テーブルや椅子は本物の刑務所のような造りになっている。
もう少し通常の食事スタイルを望む人のためには、グループで座れる個室も用意されている。また、長テーブルと多数の椅子が並ぶパーティールームもある。
ウェイターは囚人の制服を着ており、テーマの徹底ぶりがうかがえる。食器もまた、刑務所で使用されているようなデザインが施されている。
だが提供される食事は見る限りとても豪華でおいしそう。
バンガロールを訪れた際にはぜひ一度、体験してみてはどうだろう？
実はインドには、刑務所がテーマのレストランが他にもあるという。ノイダ（Noida）にも同様の「刑務所カフェ」があり、インド各地に似たような店舗があると報告されている。
これらのレストランは、独特な内装と刑務所を模した演出によって、ほかでは味わえない食事体験を提供しているという。
昔は日本の刑務所の務所飯（ムショメシ）は、臭い飯と呼ばれるほどおいしくなかったそうだが、最近では栄養バランスも良く、海外でも取り上げられるほどおいしそうだと話題になったこともある。
