
犬のヘアカットの失敗談はネットでも人気のコンテンツだが、またしてもここに不本意なカットをされてしまった犬がいる。
左と右の犬、別犬に見えるかもしれないが同じ犬だ。
「何してくれちゃったわけ?」とご立腹の様子。ここにいたるまでのストーリーを見ていこう。
トリミングサロンから帰ってきた犬が別犬に。しかも不機嫌
アメリカ、インディアナ州に住むマディ・ヒラスキーさんは、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイプードルのミックス犬、キャバプーのルイくん(オス・4歳)の毛が伸びてきたタイミングで、行きつけのトリミングサロンに連れて行った。
迎えはボーイフレンドに頼んだのだが、彼から「ルイがすごく不機嫌そうなんだ」というメッセージを受け取った。
いったい何が起きているのかわからなかったマディさんだが、家に戻ってきたルイくんの姿を見てびっくりした。
まるで別犬に変貌していたのだ。
いつもの愛くるしい笑顔はどこへやら。ルイくんは何かを訴えるような表情で、マディさんをじっと見ている。
はじめての新人トリマーさんだった
実はこの日、ルイくんを担当したのは初めて見た新人のトリマーさんだった。マディさんは、「いつも通りのスタイルで」と彼女に伝えた。
店側では、過去の顧客データをすべて保存しており、過去のカットやバリカンの長さなどが記録されている。新人のトリマーさんもその情報をもとに施術したはずだった。
ところが、帰ってきたルイくんの毛は肌が見えるほどの丸刈り状態。顔の毛のカットも独特で、見た目はまるで別犬。
何より、ルイくん本人がめちゃくちゃ不機嫌な顔をしていた。
「新しいトリマーさんが、記録を読み違えたのかもしれません」とマディさんは語る。通常は毛の伸びが早いため短めにカットすることもあるが、ここまでの丸刈りは初めてだったという。
マディさんはこのビフォーアフターの写真をTikTok(@maddiehilaski)[https://www.tiktok.com/@maddiehilaski/photo/7503555258426215726]に投稿。動画には「ルイ自身も、自分がひどいことになっているのがわかっちゃったみたい」とのキャプションを付けて公開され、数日で1680万再生、370万いいねを超える大反響となった。
コメント欄には、「ルイの視線、トリマーの心に穴をあけてる」、「ここからヴィラン(悪役)としての犬生の始まりだ」、「もうこれは犬界の指名手配犯だろ」といった、笑いと同情の入り混じった声が多数寄せられている。
現在ルイくんの毛は少しずつ伸びてきて、ようやく“元の彼”に戻りつつある。顔の仕上がりもシャンプーをしたことで落ち着き、飼い主も一安心。
ただ、次のトリミングには少々慎重になりそうだ。「次こそ、ちゃんと伝わってほしい」とマディさんも語っている。