教会にある幾何学模様「フラワー・オブ・ライフ」(生命の花)の意味は?


 「フラワー・オブ・ライフ」(生命の花)と呼ばれる幾何学模様がある。同じ大きさの円を部分的に重ね合わせた図柄だ。


 その完全な形、比率、そして調和から、この模様は多くの哲学者、建築家、あるいは芸術家によって、長年の間、研究されてきた。

 そしてまた、フラワー・オブ・ライフは、深い精神的な意味と悟りの形をもたらすものだとして、瞑想にも用いられている。
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【フラワー・オブ・ライフとキリスト教の聖堂】

 フラワー・オブ・ライフや、その一部分である「シード・オブ・ライフ」(生命の種)の図柄のバリエーションは、世界中で用いられているが、キリスト教のカテドラル(大聖堂)や教会の、例えばステンドグラスにも現れる。

 ネットフリックスの "Top 10 Mysteries and Secrets"(謎と秘密トップ10)が明かしたところによると、「シード・オブ・ライフは神による創造の七日間と関係がある」とも、一部では考えられているそうだ。

 ニューエイジ運動は、フラワー・オブ・ライフが時空の本質について非常に重要な情報を含んでいるというセオリーを打ち出したが、この図形は、世界の創造と、そして生命それ自体について描き出した、いわば神聖なるフォーミュラ(処方、製法、公式)のようなものだという。

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【天地創造を表す7つの円】

 「神聖なるフォーミュラ」は、天地創造の七日間の、それぞれの日に分解することができるようだ。

 2つの円からなる「ヴェシカ・パイシス」の語源はラテン語の「ふくらんだ魚」であるが、この図形は、光が創られた一日目を表す。

 3つの円からなる「トライポッド・オブ・ライフ」(生命の三脚=心臓・肺・脳)は、天が創られた二日目だ。

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 このように、一日分ごとに円をひとつずつ足していく。聖書に書かれた天地創造では、三日目には陸と植物、四日目には太陽、月と星、五日目には魚と鳥、六日目には陸の生物と人間が創られており、7つの円はこの六日間を表すことになる。

 しかし、天地創造は七日間といわれ、「一週間」の由来となっている。ではその七日目は?「神は第七日にその作業を終えられた。
すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた」(創世記第2章第2節)ということだそうだ。

References: Express など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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