
犬とオオカミの交配から生まれるウルフドッグは、人間と長らく親しんできた犬とは異なるワイルドな魅力を持つことで知られるが、アメリカでとんでもなく巨大なウルフドッグの画像が話題を呼んでいる。
後ろの女性の2倍以上もありそうに見えるユキは12歳のウルフドッグ。
生後8カ月で保健所から救い出されて以来、動物保護施設で暮らしている。
オオカミの血が80%以上もあり、たくさんのファンから引っ張りだこのユキのエピソードをご紹介しよう。
【オオカミの血を濃く引くウルフドッグ】
ユキは、およそ10年前にフロリダ州のネイブルズにある慈善団体Shy Wolfに保護されたウルフドッグだ。
彼はハイイロオオカミ(タイリクオオカミ)87.5%、シベリアンハスキー8.6%、ジャーマンハスキー3.9%とオオカミの血が最も濃く、外見もかなりそれに近い。
【巨大すぎるウルフドッグとして話題に】
現在たくさんのファンに愛されている彼は、その団体のスタッフであるブリトニー・アレンさんのシェア画像がきっかけで爆発的な人気を獲得した。
確かにでかい。伝説のオオカミとかなの!?
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ブリトニーさんの2倍はありそうなユキの姿は多くのユーザーの目を奪い、ネットでは巨大なウルフドッグとして話題を呼んだ。
しかし実物のユキはこれほど巨体ではないため、一部のユーザーからフォトショ疑惑をかけられた。
角度とか位置とかでも見た目変わるからね…
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その件についてはブリトニーさんが加工を否定。「ユキは角度によって太って見えちゃうだけ」と答えている。
【かつて命を救われたユキ。飼い主に捨てられた可能性も】
わずか8カ月で迷い犬として保健所に持ち込まれたユキ。
殺処分される前に彼を救ったShy Wolfは、ユキは飼い主によって捨てられたと考えている。
なぜならユキが保健所に運ばれる前日、スタッフがある男性の電話を受けたからだ。
その男性は「軍に入隊する友人から8カ月の子犬を買った。だが、私は病院で脳腫瘍と診断され、予想以上に大きくなった子犬を世話しきれない」と語った。
スタッフはその男性の急な相談にすぐには応じかねていたが、翌日に保健所からオオカミっぽい子犬の連絡を受け、あの飼い主に間違いないと思ったそうだ。
【高齢のため仲間と余生を過ごすことに】
見た目は少々強面のユキだが、基本的な性格は大げさにふるまう目立ちたがり屋。一方で野性的な気質もあり、ワイルドモードになる時もよくある。
写真が嫌でカメラをひっかくこともあるそうだ
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だが、ユキのボディランゲージを熟知するスタッフたちは、彼の気持ちを察してすぐ反応できるよう心がけている。
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話題をさらったユキには引き取り希望者の問い合わせが相次いでいるが、彼はもう12歳で、ある病気の末期にあるという。
そのため新たな飼い主は求めず、これまでどおり仲間と一緒に暮らすそうだ。
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心優しいスタッフにお世話されつつのんびり余生を送るユキ。Shy Wolfは病を抱える彼の支援者を募集している。
References:wsvn / instagramなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:すごく巨大です。オオカミの血を色濃く残すウルフドッグ。一緒に写った女性との大きさ比較(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52272097.html
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