
例え体に良いと言われている食品でも、それだけを大量に食べ続けると害になる。適度に程よく摂取することが好ましいのだ。
例えば水ですら、短時間で6リットル飲めば死ぬ可能性だってある。麻薬の死因の原因の1つは、薬物摂取で生じる極端な喉の渇きが引き起こす水中毒だ。
以下にあげる6つ食品も適量を摂取する分には問題がない。それどころか体に良いとされている。だが、一度に大量摂取すると致命的となる場合がある。
いったいどれくらいの量を一度に食べると危険なのか?もちろん個人差もあるが男女別の一般的なデータを見ていこう。
念を押すが、以下の数値は一度に摂取した場合の量である。少しずつ摂取した合計という意味ではないので、勘違いしないように。
【牛レバー】
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臓物肉は、筋肉よりも栄養価が高い。レバーはとくにビタミンAの含有量が多く、食べ過ぎると自身の肝臓に過剰に蓄積して、頭蓋内圧を危険なレベルにまで引き上げてしまうそうだ。
平均的な女性:162.8キロ
平均的な男性:195.5キロ
【2. アボカド】
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まったり濃厚なアボカドには、バナナのおよそ2倍のカリウムが含まれている。過剰に食べ過ぎると血管にダメージを与え、心臓の規則的な鼓動を阻害して、しまいにはストップさせてしまうそうだ。
平均的な女性:200個
平均的な男性:240個
【3. ダークチョコレート】
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カフェインと同様、ココアのテオブロミン (神経興奮剤・利尿剤・動脈拡張剤に使われる)が、血管を広げ、心拍を上昇させる。
摂取しすぎると、心拍上昇と同時に血圧低下を起こし、最終的には心臓を止めてしまうこともあるそうだ。
平均的女性:板チョコ332枚
平均的男性:板チョコ398枚
【4. スイカ】
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水分の豊富な果物を大量に摂取すると危険だ。水分過多になった細胞が、膨張して電解質のバランスを一定にならしてしまう。脳内でこうした膨張が起こると、神経細胞にダメージを与え、酸素供給が滞ってしまう。
平均的女性:スイカ大 3個
平均的男性:スイカ大 4個
(アメリカの巨大なサイズのもの)
【5. コーヒー】
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カフェインの過剰摂取は、めまいがして、血圧が上がり、発作を起こすことがある。心臓に細動や心拍異常を引き起こして、血液を送り出すことができなくなる。
平均的女性:50杯
平均的男性:70杯
【6. ナツメグ】
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ティースプーン6.5杯で、12時間ハイになることができるのは(その後、2日間ほど二日酔い状態が続く)、このスパイスに精神活性化作用のある化学物質ミリスチシンが含まれているせいだが、摂りすぎると臓器不全を引き起こす。
平均的女性:粉末で22カップ(スプーンの間違いでは?)
平均的男性:粉末で27カップ
一度に摂取するにはあまりにも多すぎる食品もあるので、すこしは安心できる部分もあったのではないだろうか?
板チョコは大好きだけど一度に332枚は無理だわ。
References:How many avocados it would take to kill you | Popular Science/ written by konohazuku / edited by parumo
記事全文はこちら:大量に食べると死に至る可能性がある6つの食品。一度にどれだけの量を摂取するとヤバいのか? http://karapaia.com/archives/52272576.html
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