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1998年にアメリカのTiger Electronics社が発売した電子ペットロボット「ファービー」は、電子ペットの走りとして世界的に大人気となった。
アメリカ人が好きそうなキモかわいい系の顔も人気の一つで、マクドナルドのキッズミールのおまけにも登場し、コンプリするためにキッズミールを買いまくる大人が続出してたものだ。
現在でも海外ではファービーの人気は健在だが、別の意味でも人気が出ている。魔改造する人が続出しているのだ。ヘビのように長い「ロングファービー」やパンの塊のような丸い「ローフファービー」など、適応進化(?)を遂げたファービーが生み出されている。
【新ファービーを作りインスタにアップしたところ、大人気に】
アメリカはカリフォルニア州バーバンクに住むデヴィン・ガードナーさん(24歳)は、子供時代にファービーが全盛期だった、いわばファービー世代だ。
デヴィンさんは、子供の頃に人気だった他のおもちゃのアイデアから生まれた改造ファービーを作って自身のインスタグラムに投稿している。
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ミシンも持っておらず、裁縫経験も全くなかったデヴィンさんだが、改造ファービーを作り続けるようになったきっかけは、偶然自身が作った魔改造ファービーをインスタグラムに投稿したところ、思いのほかウケたことだ。
90年代のノスタルジアとユーモアが入り混じった完璧な魅力を備え持つファービーに惹かれた人が続出したのだ。
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この、決してグロテスクとまではいかないが、微妙な不気味さを持つ新ファービーは、インスタグラム以外にもTumblrやDiscordなどで盛り上がりを見せているようだ。
【ユニークなファービーをSNSユーザーらが次々に投稿】
ハッシュタグ#oddbody furbyをTumblrで検索すると、ユニークに改造されたいろんなファービーに出会える。
https://solareola.tumblr.com/post/182673243985/thiccolas-the-wide-furby-made-of-2-different
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それらの新ファービーは、オリジナルのファービーの特徴となる目とくちばしを別の素材に縫い付けただけのものだが、デヴィンさんいわく「目とくちばしがある限り、どんな形であってもファービーの魂は失われておらず、表情としては1つだが、どう仕上げるかによって異なる感情を伝えることができる」そうだ。
【大手クラフト通販でも新ファービーが入手可能】
DiscordメンバーのVioletさんは、“グロテスク”ファービーに魅了されている1人だ。
80年代半ばに生まれたので、ファービーと一緒に育ってきたという思いがあります。可愛くて愛らしい物を歪んだアートプロジェクトに変えるという、ある種のエルドリッチホラー的なことが大好きなんです。
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ファービーファンにより、ファービーがユニークに改造され、次々と命が吹き込まれる。結局は、作る方もそれを見て楽しむ方もちょっぴり子供時代のノスタルジックな思い出に浸っているのかもしれない。
デヴィンさんは、自身が作ったファービーをみんなにシェアしてほしいという思いで、「long. Furby. fam」というインスタグラムアカウントに作品を投稿するかたわら、現在は大手クラフト通販サイトEtsyでも作品の販売を行っている。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:かつて一世を風靡するほど大人気だった電子ペットロボット「ファービー」が魔改造されまくっている件 http://karapaia.com/archives/52277010.html