ポテトが冷めていたから....アメリカのマクドナルドで起きた発砲事件の動機


 食い物の恨みは恐ろしいとよくいわれるが、だからってここまでするか!?とびっくり仰天してしまう事件が発生していたようだ。

 アメリカ・ジョージア州ガーデン・シティにあるマクドナルドの調理場に銃を持った女性が乗り込み、床に向って発砲した。


 女性は激高していたのだが、その理由は「フライドポテトが冷めていた」からだ。

 確かにマクドナルドのフライドポテトは冷めたらあまりおいしくないことで知られているが(関連記事)、それは発砲事件を起こすほどのことなのだろうか?
【フライドポテトが冷めていて激怒した女性が店内で銃を発砲】

 事件が起こったのは7月22日の午後、この店のオーナーによると女性は注文した商品を受け取った後、レジに戻ってきて「フライドポテトが冷たいんだけど」と訴えた。

 その後ひと悶着あった後、店長が揚げたてのフライドポテトを取りに調理場に行くと女性も後をついてきて、調理場の床に銃を向けて発砲したのだという。

 驚いた店長は女性に料金の払い戻しを提案。女性はお金を受け取るとおとなしく店を後にしたらしい。

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【通報を受けた警察が現場に駆け付けて犯人の自動車を追跡】

 そんなわけで通報を受けた警察が店に到着したときにはすでに女性は店にいなかった。

 警察は女性の自動車を追跡し、リバティ・パークウェイでジョージア州在住のリリアン・ターバー(27歳)の身柄を拘束したとのこと。

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【銃の発砲前に激しいバトルが繰り広げられていた】

 いくらなんでも、ポテトが冷たいからいきなりの発砲というわけではなかったようだ。最初の店側の対応が悪かったのかどうかはわからないが、発砲の前に肉弾戦が展開されていた。

 事件のあったマクドナルドで働くリン・ワトソンさんの証言によると、最初は口論から始まったという。

 ワトソンさんはフライドポテトを熱々のものに交換しようとしたが、ターバーは怒りが収まなかったターナーは、ワトソンさんと店長にドリンクを投げつけ、肉弾戦へと突入した。

 つかみかかられたワトソンさんは、自己防衛のためターナーの髪の毛をつかんで床に投げ飛ばすなどしたようだ。
するとターバーは店を出て自分の自動車へ行き、銃を手にして戻ってきた。

 そしてワトソンさんらを追いかけて調理場へと乗り込み、腹立ち紛れに床に銃を発砲したという流れのようだ。

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【現場には夏休みでアルバイトをしている10代の若者も・・・】

 幸いなことに今回の事件でケガ人は出なかったが、現場には夏休みでアルバイトをしている10代の若者もいたそうだ。

 ワトソンさんは

かなり怖い目に遭った。もはや安全な場所で働いているという認識ではない。家族も怖がっている

とコメント。

 ワトソンさんは今後、違う店舗への移動を考えているという。

 誰でも簡単に銃を手に入れられる国・アメリカならではの事件だと思いたいけれど・・・どこで何に巻き込まれるか分からない時代だね。

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References:WTOC / written by usagi / edited by parumo
追記:(2019/7/29)本文を一部訂正して再送します。

記事全文はこちら:ポテトが冷めていたから....アメリカのマクドナルドで起きた発砲事件の動機 http://karapaia.com/archives/52277497.html
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