ラスベガスにバッタが大量飛来! バッタをトッピングしたピザまで販売される事態に(※バッタ出演中)

Image by Дарья Яковлева from Pixabay
 鳥であれ昆虫であれ、羽根の生えた大群が空一面を占領すると、その光景はもはやホラーだ。
  
 この夏、アメリカのラスベガスに大量のバッタが飛来し、メインストリートや人気の観光スポットを占拠。住人や観光客らを驚かせているという。

 専門家によると、バッタが大量発生している原因は例年にない降水量だそうだが、飛び回るバッタに人々はなす術もない。

 しかしそんな中、バッタをトッピングしたクリエイティブなメニューを開拓したピザ屋も現れたようで、厄介な状況を逆手に取ったポジティブな商売魂が話題になっている。
【バッタの大群、7月下旬からラスベガスに飛来】

 今年のラスベガスは、例年になく雨が非常に多いそうだ。既に年間平均降水量の約100ミリメートルを超えており、それは通常の約2倍もの雨量であることが報告されている。

 専門家によると、この極端な降水量が原因で、バッタの一種であるパリッド・ウィングド・グラスホッパー(pallid-winged grasshopper)がネバダ州南部や、遠方のアリゾナ州からも大量に飛来しているということだ。


 ラスベガスの国立気象局は、鳥やコウモリ、虫などの「生物学的標的」は全て気象レーダーに捉えられるとして、ツイッターでその様子を公開。大量のバッタがラスベガスを覆っていることがわかる。



【厄介な状況を逆手に取ったピザ屋登場】

 ツイッターには、無数のバッタがラスベガスのメインストリートや観光スポットを覆いつくす様が公開されているが、その光景は異常だ。


 人間を襲うことなく無害とされるバッタだが、民家に侵入したりすることから人間に嫌われているのは確かなようだ。

 しかし、このような厄介な状況で一軒のピザ屋がクリエイティブな(そして美味しい?)新メニューを開拓した。

 それは、バッタがトッピングされたピザだ。その名も、「The Canyon Hopper(ザ・キャニオン・ホッパー)」という。

[動画を見る]
 ラスベガスのピザ屋Evel Pieは、フェイスブック上で写真と共に「勇敢なチャレンジャーは是非お試しを!」とバッタピザの販売を開始したことを宣伝した。

 ピザのトッピングは、チョリゾソーセージ、ゴートチーズ、あめ色玉ねぎ、ルッコラ、そしてライムとガーリックでこんがり焼いたバッタだ。写真を見る限り美味しそうなこのピザに、ユーザーらは次のようなコメントを寄せた。

・え?これって飛んでるバッタを捕まえたの!?
→・いいえ。認可された店からきちんと入手したバッタです(Evel Pie)
 →・それ聞いてホッとした。

・トッピングのバッタが見えないんだが…。
→・ちゃんとルッコラの下に隠れていますよ!(Evel Pie)

・世界には昆虫を普通に食べる人だっているもんね。別に変ではないよね。

・ここにパイナップルをトッピングしたら、もっと美味しいかも。

 専門家によると、バッタはラスベガスに数週間は留まるだろうと推測されており、その間は特になす術もなく、バッタが去るのを待つのがベストだと話している。

References:geek.comなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:ラスベガスにバッタが大量飛来! バッタをトッピングしたピザまで販売される事態に(※バッタ出演中) http://karapaia.com/archives/52277725.html
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