心の知能指数が高い人の4つの特徴

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 心の知能(EQ)とは、自分の感情を認識、理解、表現、コントロールする能力のことをいう。そして心の知能指数が高い方が、より良い精神状態と社会的行動、対人関係につながると考えられている。


 感情の認識とコントロールを、ほとんどの人がそうであるようにごく自然にやっている場合もあれば、努力が必要だと考えてスキルアップに取り組んでいる人もいるだろう。

 いずれにしろ、職場であれ、家庭であれ、学校であれ、あるいは単に仲間と交流する場合であれ、心の知能の高さはそれなりに役に立つはずだ。
心の知能指数(EQ)が高い人には、以下のような特徴がある。

【1. 考えてから反応する】

 EQのレベルによって、特定の状況に対して良い反応ができたり、悪い反応になったりすることがある。

 感情は、うまくコントロールすれば有用な情報になり得るが、時にその情報量に圧倒されてしまうと、反射的に望ましくない行動に出てしまうこともあるだろう。

 EQの低い人は、ある状況のプラス面とマイナス面を評価してそれについてよく考える前に、反応してしまう傾向がある。

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【2. 困難な状況も挑戦として受け止める】

 自分の中のネガティブな感情をしっかりと認め、困難な状況の中にもポジティブな要素を見いだし、その状況を挑戦として受け止められる人は、EQが高いと言えるだろう。

 たとえば失業したとき、EQの高い人は自分の感情を行動を起こすためのきっかけと捉え、挑戦に立ち向かい、思考や感情をコントロールしようとする。

 一方、EQの低い人は失業したという事実についてくよくよ考え、自分はダメな人間だと思って抑うつ状態に陥る可能性がある。

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【3. 感情を修正することができる】

 もちろん、誰にだって感情に負けてしまうことはあるだろう。でもEQの高い人は、そんなときに感情を修正するスキルを持っている。

 たとえば、適度な不安は、集中力とやる気を高めて認知能力を向上させることがわかっている。
だが不安が強すぎると、今度は能力が発揮できなくなる。

 したがって、ちょうどいい「不安のスイートスポット」を見つけることが鍵となるが、EQの高い人はそのように感情を適度に修正するスキルが高いのだ。

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【4. 他者の身になって考えることができる】

 自分の感情だけでなく、他者の感情も認識して理解できれば、真にEQが高いと言えるだろう。

 特に組織の規則にしたがって、自分の感情のコントロールが求められ、感情を使って人に接する「感情労働」が必要とされる職場では、EQは非常に重要だ。そういった職場では感情の管理と表現を鍛えるEQトレーニングも当たり前になってきている。

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【努力次第で高めることが可能】

 ちなみに、IQ(知能指数)と違って、EQは生涯を通して鍛えたり高めたりすることができる。現時点では自分のEQは高くないと思ったとしても、努力次第で変えていくことが可能な能力なのだ。

References:Four Signs You Have Emotional Intelligence | IFLScience/ translated & edited by mallika

記事全文はこちら:心の知能指数が高い人の4つの特徴 http://karapaia.com/archives/52278225.html
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