亡き母の声が録音されたテディベアを失くした7歳児。継母がSNSで呼びかけ、奇跡の発見に(カナダ)

Alexas_Fotos/pixabay
 欧米では、愛する家族の生前の声をテディベアに録音し、形見として大切にすることは珍しくない。

 カナダのノバスコシア州に住む7歳の少年も、亡き母が生前に録音したメッセージ入りのテディベアを普段から大切にしていた。

 ところが、ホリデー先でそのテディベアが入ったリュックごと忘れてしまう一大事が起きた。

 少年の継母は、テディベアを見つけようとSNSで助けを呼びかけた。すると、地元住民から発見したという奇跡のメッセージが届いた。おかげでテディベアは、無事に少年のもとへ戻ることになった。
【ホリデー先でテディベアを失くしたことに気付く】

 ノバスコシア州に住むマックマスターさん一家は、今年の夏をアルバータ州エイドリーで過ごした。

 しかし、帰宅して大切なものがなくなっていることに気付いた。それは、ダンカン君(7歳)の実母の声が中に録音されているテディベアだった。

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 ダンカン君の母親は、亡くなる前に愛する息子へと特別なメッセージを録音し、テディベアのお腹に入れた。そのぬいぐるみをダンカン君はいつも大切にしており、今回のホリデー先にも持って行った。

【継母がフェイスブックで呼びかけ、奇跡が起こる】

 母親の形見とも呼べるかけがえのないテディベアを失い、大きなショックを受けているダンカン君のために、継母のランエルさんはフェイスブックで助けを呼びかけた。

 この投稿がきっかけとなり、エイドリーではテディベア紛失のニュースが地元ラジオ局でも報じられ、拡散。SNSやニュースを通して一件を知っていた地元住民のハイディ・エリックソンさんも、テディベアの行方を密かに案じていた。

 そして、偶然の奇跡が起こったのである。

 ハイディさんは、13歳の息子と友達を連れてノーズ・クリーク公園にやって来た。息子たちをその場に残し、再び迎えに来た時、ハイディさんは送ってきた時にはなかったリュックが公園の入り口付近にあることに気付いた。

【テディベア発見に地域全体が喜び露わに】

 ハイディさんは、「もしやあのリュックなのでは」と思い、中身を確認すると、やはりその中にはテディベアが入っており、信じられない気持ちになったという。

 すぐにフェイスブックで確認すると、間違いなくそれはダンカン君のテディベアであることがわかった。

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息子が、確認のためにぬいぐるみのお腹を押さえてみたら、メッセージが聞こえてきたんです。それを聞いて、涙がこぼれました。(ハイディさん)

 その後、テディベアは地元ラジオ局の配慮で、責任をもってダンカン君のもとへ届ける約束がなされた。

 それまでの間、地域ですっかり有名になったテディベアは、ハイディさんと一緒に地元の名所を回り、記念写真を撮影。その様子はフェイスブックにも掲載され、エイドリーの市長自らもテディ発見を喜ぶツイートをした。


 この知らせを聞いたダンカン君が喜び安堵したのは言うまでもない。大切な母親の形見を失ってから数日は、深い悲しみに沈んでいたダンカン君だったが、見つかったことに感謝の気持ちを伝えた。

【ヒーローは2人の素晴らしい母親】

 リュックを公園で発見したのはハイディさんだが、誰が最初に見つけて公園の入口付近に放置したのかは不明である。

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 しかし、最も大切なことは形見のテディベアがダンカン君のもとへ戻るということ。発見者の1人となったハイディさんは、このように話している。

このストーリーの真のヒーローは、やっぱりダンカン君のお母さんだと言っていいでしょう。生前に、息子のためにこんなふうにメッセージを残すほど、ダンカン君のことをとても愛し気にかけていたのですから。

そしてまた、継母ランエルさんもダンカン君が亡き実母の思い出を大切にしていることを理解していて、ぬいぐるみを見つけるためにSNSで呼びかけたことは、それだけダンカン君を気にかけていることだし、素晴らしいことだと思います。

 エイドリーでのツアーを終えたテディベアは、間もなくダンカン君のもとへ帰る予定だ。

References:The Western Journalなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:亡き母の声が録音されたテディベアを失くした7歳児。継母がSNSで呼びかけ、奇跡の発見に(カナダ) http://karapaia.com/archives/52278604.html
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