恐怖しかない。映画「IT」のピエロ、ペニーワイズがニューヨークの地下鉄に乗っていた件


 1986年に発表されたスティーヴン・キングの小説を原作にしたアメリカのホラー映画「IT(イット)」。

 1990年に公開されるや否や大ヒットとなり、人の弱さにつけ込む悪魔的ピエロ・ペニーワイズのあまりの不気味さに「ピエロ恐怖症」が広まったほどだった。


 そんなトラウマ級のピエロが気軽な感じで地下鉄に乗っていたら、そしてもし乗り合わせてしまったら・・・?

 どう考えてもめちゃ怖すぎるわけなんだけど、実際にアメリカ・ニューヨークで地下鉄に乗るペニーワイズが目撃されてしまったようなんだ。
【ニューヨーク市地下鉄L系統に不気味なペニーワイズが出現!】

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 ペニーワイズが出現したのは、ニューヨーク市地下鉄L系統のとある車両。

 インスタグラムに投稿された動画を見ると、真っ白な顔面に赤い髪、フリルの付いた服を着たペニーワイズな男性が赤い風船を持ち、ニヤニヤ笑いながら車内を移動している。

 2017年に公開されたリメイク版「IT / イット “それ”が見えたら、終わり。」でも使われたセリフ「We all float down here(みんな浮かんでいるよ)」を呟いておりなんとも不気味だ。

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【ニューヨーク在住のマジシャンによる完璧なコスプレだった】

 この動画が大きな話題となり、ペニーワイズな男性の正体が判明。もちろん本物のペニーワイズなわけはなく、ニューヨーク在住のマジシャン、アレハンドロ・トーレスさん(25歳)だった。

 トーレスさんはこの日、ペニーワイズになりきって、友人らとマンハッタンでプロモーションビデオを撮影していたそうだ。

 友人が「帰宅する前にほかのシーンも撮影したい」と希望したため地下鉄に乗ることにしたらしい。

 トーレスさんは、

自宅のあるブルックリンに戻るところだったんだ。ペニーワイズのキャラクターを維持するためにベストを尽くしたけど疲れたよ。恐怖と同じくらい楽しさも与えたいんだ。今のところポジティブな反応をもらっていてうれしい

とコメントしている。


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【ペニーワイズを熱演したビル・スカルスガルドに似ているかも?】

 トーレスさんの完成度高すぎなコスプレは、「IT / イット “それ”が見えたら、終わり。」でペニーワイズを熱演したビル・スカルスガルドに似ていると評判。

 一方、「動画では車内の人がぜんぜん怖がっていなくて笑う」といった声もあるが、トーレスさんによるとこの動画が撮影されたのは乗車してから10~15分ほど経過してからなのだとか。

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 トーレスさんが車内に足を踏み入れた瞬間は恐怖が広がったが、動画が撮影されたころにはみんなもうペニーワイズのいる光景に慣れてしまっていたようだ。

 なお、「IT / イット “それ”が見えたら、終わり。」の続編として日本では11月1日に「IT / イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」が公開予定。

 ファンの多い映画だけに今後、ますますペニーワイズな人々の目撃情報が増えていく可能性もあるのかもしれない。

References:Patch / Laughing squid / Instagramなど / written by usagi / edited by parumo

記事全文はこちら:恐怖しかない。映画「IT」のピエロ、ペニーワイズがニューヨークの地下鉄に乗っていた件 http://karapaia.com/archives/52278921.html
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