同じ家から保護された仲睦まじい犬・猫・ネズミのように、種を超える友情を築いた動物のケースは時々話題になるが、アメリカのある農家で保護された異種のペアが話題になっている。
今年7月、動物保護団体に運び込まれたミニチュアホースのワッフルとガチョウのヘミングウェイはびっくりするほど仲がいい。
仲睦まじい馬とガチョウなど珍しいが、彼らは不衛生な環境を一緒に生き抜いてきた過去があり、もはや離れられないペアになっていた。
その関係に気づいたスタッフは熟考の末、新たな飼い主の条件として1頭と1羽の同時引き取りを追加。すると急転直下なハッピーエンドが待っていた。
[動画を見る]Best friends, goose and miniature horse, need to be adopted together
【ひどい環境に耐えていたミニチュアホースとガチョウ】
先日ペンシルベニア州バックス郡を拠点とする動物保護団体のもとに少々変わった異種のペアが運び込まれた。
彼らは地元の農場から保護された6歳のミニチュアホースとガチョウで、ひどく不衛生な環境で飼われていたところを虐待防止協会(SPCA)に救出されたのだ。
仲の良い1頭と1羽をお世話するスタッフのシンディさんはこう語る。
彼らはちゃんとした納屋などもなく、不潔な状態で過ごしてました。どれだけの期間一緒にいたのかはわかりかねますが、当初から特別な絆で結ばれているようでした。
[画像を見る]
【ひどい環境の中で寄り添いながら暮らしていた1頭と1羽】
農場から救出され、新しい環境にやってきた彼らはすぐ一緒に過ごし始めた。だが、スタッフがその特別な関係をはっきり確信したのはミニチュアホースのワッフルがある感染症にかかった時だ。
なんとガチョウのヘミングウェイがワッフルを慰めるような仕草をするようになったのだ。そのふるまいは連日のように続き、どうみても相棒を励ましているようだった。
「一緒にいると幸せそうでねぇ。どちらかといえばガチョウのほうがミニチュアホースを守ろうとする気持ちが強いようですが、お互いに慰めあっているみたいです」
[画像を見る]
【ガチョウがミニチュアホールを守ろうとする保護本能がすごい】
それからというもの心優しいスタッフたちは彼らを思いやり、尊重しながら接するよう心掛けている。しかしあまりの仲睦まじさゆえ、かえって悩まされることもたびたびある。
たとえばワッフルに注射や投薬が必要になった時も、献身的なヘミングウェイが間に割って入ってきて「悪いけど彼は今日そんな気分じゃないから!」とでも言いたげな態度で妨害したりする。
「ヘミングウェイはワッフルの守護者のようにふるまいます。ワッフルと別れたくないのでしょう。私たちが間に入ろうとすると、決まって鳴いたり羽ばたきしたりするんです」
[画像を見る]
しかし施設はワッフルとヘミングウェイが全国規模の反響を呼んだことから、きっと良い飼い主が見つかるだろうと期待している。
種が違っても仲良く一緒に生きようとする1頭と1羽。彼らのニュースはその後も複数のメディアで話題になり「ふさわしい飼い主さんが見つかりますように…」という声が多数寄せられている。
【数日前にペアで引き取られ新たな農場へ!】
とここまで書いていたら、うれしい後日談を発見!
その後、ペンシルベニア州内の農場から施設のもとに「彼らをぜひ引き取りたい」という申し出があり、仲良しペアはそこでのびのび暮らしているという。
今月12日、施設から運ばれるワッフルとヘミングウェイ
[画像を見る]
彼らの新たな飼い主となった女性マディさんは、ペアのユニークな友情に感激して引き取りを決めたという。今はワッフルも元気になり、ヘミングウェイも泳ぎを満喫している。
マディさんの農場のインスタアカウントより
[画像を見る]
[画像を見る]
それでも彼らの関係は相変わらずで、たいていはヘミングウェイがワッフルを追っている。でもワッフルもヘミングウェイの姿が見えないと落ち着かないらしく、結局お互いを探し合ったりしているそうだ。
[画像を見る]
この続報に心配していたユーザーも大喜び。「本当に一緒に引き取られたなんてすごい!」「うわぁ、良かったねえ~」というコメントも寄せられている。
かつては辛い思いをしていたワッフルとヘミングウェイ。これからはやさしい飼い主さんと一緒に元気で楽しい農場生活を送ることだろう。
written by D/ edited by parumo
追記:(2019/9/17)記事内のアヒルをガチョウに訂正して再送します。
記事全文はこちら:ひどい環境の中で固い絆を結んでいたガチョウとミニチュアホース。保護された後もガチョウは馬を守ろうと必死(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52282543.html











