
人類の最良の友と称される犬はありったけの愛と優しさで人を慰めるだけでなく、うつ症状を改善することさえあるといわれるが、ブラジルで愛犬と面会した後に病が回復してきた男性が話題になっている。
数週間前、がん治療のために入院したフラビオ・サントスさんは、長引く治療に気力を失いつつあった。
そんなサントスさんをどうにか励ましたいと思っていた看護師が、彼がずっと気にかけていた愛犬アガディールとの面会を提案。
そして今月半ば、病院の許可を得て大好きなアガディールと再会できたサントスさんは次第に体調が良くなり、担当医が驚くほどの回復を見せているのだ。
【闘病中に愛犬に会いたがっていたサントスさん】
フラビオ・サントスさんは数週間前からブラジルのサンホセ記念病院でがんの治療を受けている。
これまで、サントスさんにとって病院で過ごす日々はとてもつらいものだった。治療の効果もなかなか見られず、帰宅もできない彼が特に恋しく思っていたのは愛犬のアガディールのことだった。
いつも一緒だったアガディールは今どうしているだろう?きっとさびしい思いをしてるに違いない。でも、がんになった自分はもう会うこともできないのか…
【特別にアガディールと面会!思わず涙が…】
そんなある日のこと、次第に気力を失う彼に胸を痛めていた看護師が、サントスさんを励ますためにアガディールの面会許可を取りつけたのだ。
そして当日。ついに面会の時が来た。
会いたくてたまらなかったアガディール。
その姿を見たサントスさんは幸せな気持ちに包まれた。
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大喜びで膝に乗るアガディールをぎゅっと抱きしめる。
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あきらめていた再会が叶ったサントスさんは感極まって涙を流し、
夢にまで見た愛犬とのひとときを思う存分楽しんだ。
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【医師もびっくり!サントスさんに回復の兆しが】
それからまもなく、サントスさんを担当してるロドリゴ・タンクレディ医師が喜ばしい変化に気づいた。あの面会を終えてから思わしくなかった彼の容態がすっかり良くなってきたのだ。
「驚きましたよ。サントスさんは以前より意識がはっきりしてきて、状況を把握して話すようになったんです。この目覚ましい変化は私だけでなく他の医者も認めています。彼はゆっくりと回復していて、今もその状態を保ってますよ」
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実際、サントスさんの容態はかなり良くなっており、近々退院して家族に再会できる可能性も話し合っているところだという。
大好きな愛犬との面会を境に、生きる気力を取り戻し、医師も驚く回復をみせるサントスさん。彼の帰りを待ちわびているアガディールのためにもどうか元気になりますように。
References:pawsplanet / facebookなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:長引く治療で精魂尽き果てていた男性だが、看護師の計らいで愛犬と再会。奇跡的な回復を見せる(ブラジル) http://karapaia.com/archives/52282874.html
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