
Hhaithait / wikimedia commons
頭部が透明で中身が丸見えだったり温かい血が流れていたり、ひと口に魚といってもさまざまなタイプが存在する。
きっと深海なんかには我々の知らない魚がまだまだいるんだろうなとワクワクするわけだけど、ひとまず日本に目を向けてみようじゃないか。
海外サイトで、有明海に生息するワラスボが話題になっていた。
「有明海のエイリアン」として知られるワラスボだが、割とマジでエイリアンじゃないか!と驚きを誘っていたんだ。
[動画を見る]
ワラスボの叫び~その1
【奇妙な見た目ながらけっこうおいしい魚・ワラスボ】
日本では有明海のみに生息するワラスボは、スズキ目ハゼ科に分類される魚の一種だ。
成長すると全長約40cmになり、ウナギのような細長い見た目をしている。
[画像を見る]
食用として漁獲され、新鮮な場合には刺身や煮つけとして食されるがほとんどは内臓を取り除いて干物にされるとのこと。
干物にしたものを短冊状に切り、素焼きや素揚げにしたものを酒の肴にすることが多いのだとか。
[画像を見る]
【鋭い牙がギザギザ並ぶエイリアンそっくりの口に仰天】
そんなワラスボが「有明海のエイリアン」と呼ばれる理由は、そのビジュアルを見れば明らかである。
映画「エイリアン」に登場する地球外生命体のようであり、特に上向きに開いた大きな口に注目。
鹿本町振興公社 道の駅水辺プラザかもとさんの投稿2019年7月20日土曜日
金属すらも貫いてしまいそうなエイリアンさながらの鋭い牙がギザギザと並んでおり、噛まれてもあまり痛くないらしいが絶対に噛まれたくない雰囲気だ。
海外サイトによるとワラスボは台湾や中国などにも分布しているが、珍味として楽しめるのは有明海の周辺エリアだけなのだそう。
新物「干しわらすぼ」販売開始!
のり道楽 三福海苔株式会社さんの投稿2016年6月5日日曜日
有明海の干潟に生息する珍魚「わらすぼ」。その姿は、まるでエイリアンそのもの!今年も収穫量の激減で少量の入荷です!
http://www.noridouraku.com/fs/noridouraku/warasubo/265
しかも、恐ろしい見た目ながら噛めば噛むほど独特の香りと旨みを味わえておいしくいただけてしまうというのも意外性があるようだ。
佐賀県佐賀市なんかがワラスボを活用した観光PRに力を入れているみたいなので、佐賀観光に行った際はワラスボ料理を堪能してみるのもいいかもしれない。
[動画を見る]
佐賀市プロモーションムービー 「W・R・S・B」
References:Oddity centralなど / written by usagi / edited by parumo
記事全文はこちら:深海のエイリアン。有明海のワラスボが海外で注目されている件 http://karapaia.com/archives/52284081.html