
11歳の猫、モジョと16歳の猫、マックスは、アメリカ・メリーランド州にあるFriends of Anne Arundel County Animal Controlという保護施設に、同じ日に引き取られてきた。
その日から施設暮らしとなった2匹の間には尊い絆が生まれた。
しかし、そんな2匹の関係に変化が来た。モジョを飼いたいと名乗りを上げた女性が発見されたのだ。
【固い絆で結ばれた2匹に突然の別れ】
11歳と16歳、2匹とも猫としては高齢だ。子猫に比べ老猫は引き取り手が少ない。まして2匹一緒に飼ってくれる飼い主が見つかる可能性は極めて少ない。そこでスタッフは2匹に別々の里親を探し始めた。
そうして、11歳のモジョがようやく心やさしい女性のもとにひきとられることとなったのだが…
About a month ago, this lady adopted Mojo, an 11-year-old cat who came to the shelter with another cat, Max, who is 16....
Friends of Anne Arundel County Animal Care & Control, Inc.さんの投稿2015年12月26日土曜日
【引き取られた後、かなしげな表情を見せるモジョ】
「我が家に来てからというものの、モジョは素晴らしくいい子で過ごしていました。けれども、モジョはどこか物悲しそうで、何か他のことを考えているように見えたのです。」と飼い主女性は当時を語った。
そして女性はシェルターのスタッフが語ったモジョとマックスの関係を思い出した。
同じ日に引き取られた2匹はお互いに似た境遇だったこともあってか、心を許しあっていた。何をするにも一緒だったし、常に寄り添っていたという。
モジョが悲しそうな原因は親友と離れ離れになったから?
[画像を見る]
【モジョを引き取った女性、マックスを引き取ることを決意】
女性の決断は早かった。クリスマスの翌日、施設を再訪しそのままモジョの親友であるマックスも引き取ることに決めたのだ!
モジョにとっては最高のクリスマスプレゼントとなったことだろう。
飼い主女性は「モジョがマックス抜きで寂しく暮らしていく、マックスは残り少ない生涯をケージの中で過ごすのかと考えたら胸が張り裂けそうになったんです。」と語った。
【2匹とも同じ家へ。これからもずっと一緒だよ】
こうして2匹の親友猫たちは終の棲家で平安な老後生活を送ることとなった。施設でそうしていたようで、今では家でぴったりくっついてお昼寝を楽しむ毎日だそうだ。
[画像を見る]
飼い主女性の決断のおかげで、2匹のシニア猫は充実した晩年を送れることとなったようだ。
追記(2019/11/18)ちなみに2015年12月に引き取られたマックスは、翌年11月に17歳でこの世を去ったという。
飼い主女性はモジョと仲良く過ごしてくれた愛らしいマックスに心からの感謝を捧げ、楽しかった思い出を振り返りつつ、彼の安らかな眠りに祈りを捧げている。
短い間だったけど、マックスが最後に充実したひと時を過ごせて本当によかった。マックスは虹の橋のたもとで、モジョのことを見守っていることだろう。
References: Facebook/Instagram/など / written by kokarimushi / edited by parumo
記事全文はこちら:同じ日に施設に引き取られた2匹の老猫、1匹だけ引き取られるも再び巡り合うまでの物語(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52284218.html