サイズ感も飼い主への愛情も巨大!チベタン・マスティフ犬にズームイン!


 大型で立派な毛をもつチベタン・マスティフ。その祖先はチベットの遊牧民の暮らしを支えてきた番犬といわれており、東方神犬の異名を持っている。


 首周りにモフモフの毛を持ち、飼い主への忠誠心が強く、外敵に対しては勇敢に戦うチベタン・マスティフは、飼育環境を整えるのもお手入れも大変だが、プライスレスな大きな魅力を持っており、インスタグラムにはこの犬をペットとして飼っているお宅の日常が投稿されている。

 立てば大人の背にも届くほど巨大なボディでやさしく子どもに接したり、雪にたわむれたりする彼らの素顔をのぞいてみよう。
【チベット原産の大型犬種】

 チベタンマスティフの正確なルーツはわかっていないが、祖先は原産地のチベットのほか中国、モンゴル、インド、ネパールの遊牧民に飼われていた大型犬種で、地元のチベットではオオカミやクマ、ヒョウなどから羊を守る番犬として重宝されてきた。
 
 また平均高度4500メートルというチベット高原で暮らしていたこの犬種は他の犬にはない驚異的な低酸素耐性でも知られ、オオカミの遺伝子を受け継いでいるという説もある。

飼い主をキュン死寸前に追い込むチベタンマスティフのノルブさん
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助手席に乗ってもいい?って顔がまたたまらんわ
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家族そろってもふもふ!
大人になるともふ度が増すんですかそうですか
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小さな子どもにも最高にやさしくキス!
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【ハンパない大きさ。体高83センチになる個体も】

 一般にメスは体高60センチ、体重31~54キロ、オスは体高66センチ、体重40~54キロにまで成長する。また原種とされる個体まで含めるとオスで体高83センチ、体重90キロに達した記録もあり、ブリーダーのもとでは体重115キロを超えることもあるという

 また一部のブリーダーはチベタンマスティフに2つのタイプがあるとみている。それは体高や体重、骨の太さやシワの多さなど見た目から区別するが、より骨格ががっしりしていて筋肉質な個体は活動的な仕事よりもあまり動かない仕事に向いているそうだ。
 
 だが大きさを求める飼育にはコストがかかるため、特に大きな個体は遊牧民に役立つ番犬などの使役用より愛玩用になることが多い。

極寒のロシアで。絵本みたいにかわいいよぅ
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子犬と成犬の差が激しすぎ!
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幼少期の愛らしさときたらもう…
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小さなご主人と仲良くお散歩する3頭
みんなが二度見する絵面になってるし
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【番犬型で警戒心が強いチベタンマスティフ】

 チベタンマスティフは、狭いアパートよりフェンスがある広い庭で飼われるのが望ましい。
 
 何百年も前から家畜の番や財産を守るために重宝されたチベタンマスティフは基本的に夜行性で、本能的に家族以外の者や侵入者を寄せつけない。
特に夜間はひっきりなしに鳴いて警戒を緩めない。

 なお西洋のブリーダーに育てられた個体なら多少飼いやすいが、見知らぬ人とは距離を置く傾向にあるという。

毛替わりの時期はふた肌ぐらい脱いじゃう
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こう見えても大喜びしてるんです
大好きな雪遊びの季節到来!
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せ、せまっ!
こんなに大きいのに他の犬に押され気味な子も
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チベタンマスティフの極上スマイルどうぞ
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【社会的な服従のしつけが重要な犬種】

 彼らは知的で多少のことには屈しない頑固な性格。一貫的で合理的なしつけをしなければ予測できない事故を招く可能性もある。

 適切なしつけや環境が前提なのはどの犬種にもいえることだが、チベタンマスティフを望む飼い主にも相応の覚悟や根気が求められる。

 他の犬同様、ただ可愛がるのではなく彼らの心や気質を理解し、行動にも気を配ること。特に彼らの場合は社会的な服従を十分に教え込まなければならない。

 主としての立場をいつも保ち、リーダーシップをきちんと示す飼い主がいるチベタンマスティフはとても頼もしく優秀な愛犬になれるのだ。

車の後ろは我々が占拠した!
でも表情はとことんやさしいチベタンマスティフズ
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立ち上がったらこんなだし!
なのに自分のサイズとか気にしてないんだわ
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犬とは思えないサイズ感やばすぎ
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もっふりしたお尻もあわせてお楽しみください
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 スペシャルボディで家族にめいっぱい愛されてるチベタンマスティフ。一度でいいからハグってみたい衝動がなきにしもあらずだけど写真だけでも十分癒されたわ。
instagramなど /written by D/ edited by parumo

記事全文はこちら:サイズ感も飼い主への愛情も巨大!チベタン・マスティフ犬にズームイン! http://karapaia.com/archives/52285277.html
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