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カラパイアでも、これまでたくさん登場してきたシベリアン・ハスキーとアラスカン・マラミュート。どちらもかわいいし、スピッツ系なのは一緒だが、異なる特徴がある。
実際に見るならまだしも、画質の粗い動画だったりするとうっかり間違えてしまう。私も何度か間違えてしまい、コメント欄の有識者に指摘されることもしばしば。というかちゃんと判別できる人すごいと感心しきりなのである。
実際に、見たことも触れたことも飼ったこともない人の場合には、パッと見の外見がとても良く似ているため、見分けるのが難しいと言われている。
そこで今回は、この2種の見分け方を紹介した海外のYoutube動画があったので、学んでみることにしよう。そうしよう。
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Alaskan Malamute vs Siberian Husky – Differences & Similarities
【体長と体重】
シベリアのツンドラ地帯原産のシベリアン・ハスキーと、アメリカのアラスカ地方原産のアラスカン・マラミュートに共通している点と言えば、昔から極寒の地でのソリ犬として活躍してきたことだが、マラミュートの方が一回り大きい。
ハスキー:50~60cm、体重16~28kg
マラミュート:体長58~63cm、体重34~38kg
【しっぽ】
見た目が似ていることから間違えてしまう人も多いハスキーとマラミュート。しかし、一番の違いは、立ち止まった時のしっぽにある。
ハスキー:立ち止まっている時しっぽが垂れ下がっている
マラミュート:立ち止まっている時軽く巻き上がった状態
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【目の色】
ハスキーは青色の目が一般的だが他にも様々な瞳の色を持つ。一方でマラミュートは茶色のみとなっている。
ハスキー:青、茶、黒、黄、オッドアイ
マラミュート:茶色(ダークカラー)
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【被毛の色】
ハスキー:黒、黒青色、茶褐色、白など、すべての色が認められている。腹部が白い個体が多く、頭部には様々な班があり、多くの特徴的な模様がある。
マラミュート:ライトグレー、グレー、ブラックなど灰色を中心とした黒系統の色合いと、セーブル、レッドなど茶色系統の色合いのものに分かれる。単色はホワイトのみで、足や顔にホワイトのブレーズやマーキング、スポットが入ることがある。
【耳の位置】
2種とも狼のような尖った耳が特徴的だがその位置が異なる。
ハスキー:両耳が近くて高い位置についている
マラミュート:両耳が離れていて低い位置についている
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【性格】
個体差はあるものの、両方とも多数の犬とそりを引くために育種されてきた犬種なので、社会性が高く、人間や他の犬とも仲良くできる性格を持っている。
ハスキー:社会性に富んだ性格で、人にも他の犬にもフレンドリーであることが特徴の1つだ。明るく前向きでな一方、責任感が強く頑固で不器用な一面を持つ。用心深さはあるが人懐こく攻撃性が低いため、番犬には向かない。
マラミュート:穏やかで飼い主に対し従順で献身的。協調性が高く平和的だが、頑固で警戒心が強いとされている。他の犬とも仲良くできるが、うるさく付きまとわれたりすると強く出ることがある。
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【寿命】
持久力とスピードを持つハスキーとパワーとスタミナを兼ね備えるマラミュート。
寿命に関しては、もちろん個々それぞれの健康事情により差が生まれるが若干ハスキーの方が長生きだ。
ハスキー:平均12~14年
マラミュート:平均10~12年
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比較して見てみると、意外にその違いがわかってくる。動画などで見分ける際には、尻尾の位置と耳の位置が決めてになるのかもしれない。あとお腹が白かったらハスキーの可能性が高いとかかな。
どちらも被毛が厚く、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れに加えて、マメな運動や餌代なども大変そうだが、ハスキーもマラミュートもとても魅力的な犬種であることは間違いないようだ。
で、この記事に何枚か写真があるけど、すべてどっちかわかったかな?
References:YouTubeなど / written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:どっちがどっち?ネットで混乱する人のための、ハスキーとマラミュートの見分け方 http://karapaia.com/archives/52285453.html
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