ギザの大ピラミッドと光速度の数値が完全一致しただと!?古代エジプトの謎と不思議

TheDigitalArtist/pixabay
 エジプトのギザの大ピラミッドは、世界の七不思議で唯一現存する建造物と言われている。諸説はあるが、エジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として、紀元前2560年頃に2万人の労働者により、20年かけて建築されたと一般的に考えられている。


 しかしこのピラミッド、いまだ多くの謎に包まれており、新たなる事実がわかるたびに我々を驚かせ続けているのだ。エジプトには古代から高度な文明が存在していたことが明らかになっているが、異星人と接触があったのではないかという噂すらまことしやかに囁かれている。

 そしてこれも摩訶不思議な発見の1つだろう。ピラミッドの座標と光速度の数字が完全一致したというのだ。
[動画を見る]
secrets in plain sight / giza pyramid relation to speed of light

【大ピラミッドの座標と光速度の数字が完全一致】

 ギザの大ピラミッドの座標と光の速度の数字が完全一致しているというこの奇妙な偶然は、2011年に投稿されたJota DobbsのYouTube動画により明らかになった。

 大ピラミッド内、大回廊が位置する中心部の座標は、北緯29.9792458度に位置しているが、この数値が毎秒299,792,458メートルで移動する光の速度と全く同じであることが判明したのだ。

[画像を見る]

【グーグルアースで数字を打ち込むと大ピラミッドの位置を表示】

 YouTubeの動画内では、グーグルアースで大ピラミッドの座標の北緯と南緯(31.134658)の数字を打ち込むと、大ピラミッドの位置をピタリと表示しており、その数値が正確であるという証拠となったようだ。

[画像を見る]

 光速度が示す数値は真空中におけるものであり、1983年に定義されたとのことだ。従って、古代エジプト人が光の厳密な速度を知っていたはずはない。

 だが、一部のピラミッド愛好家の中には、「古代エジプト人は、多くの歴史家や学者が信じているよりも宇宙と調和していた」と、高度なエジプト文明を示唆する声もあるという。

【「5桁ほどの連番は珍しいことではない」と主張する学者も】

 光速度と大ピラミッドの座標の数値の完全一致は、単なる偶然なのか?それとも必然なのか?謎は深まるばかりだが、あるサイトによると学者の間ではこのような主張がなされているそうだ。

エジプトで、公式なメートル法を使った測量がされるようになったのは1700年に入ってからだ。
古代エジプト人はキュビットと呼ばれる長さの単位で測量していた。

古代エジプト人たちがメートル法を知っていたのであれば、実際にそれを使用するはずだが、そうはしていない。

また、5~6桁の一致する連番は、特に奇妙でも異常でもない。人々はそれ以上に長い連番に一致する宝くじに当選している。場合によっては、何の関連性もなく数字が単に一致するということもあり得る。

従って、この数値の一致は単なる偶然に過ぎないと結論付けるべきだろう。

 とは言え、「高度な知識を持った知的生命体が、ピラミッドの建築に関与している」というロマンあふれる噂は今だ一部で支持されている。

 偶然はデータを積み重ねていくことで現象となる。ピラミッドに関する更なる事実が明かされることで、その真実が見えてくるのかもしれない。

References:Express.co.ukなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:ギザの大ピラミッドと光速度の数値が完全一致しただと!?古代エジプトの謎と不思議 http://karapaia.com/archives/52286149.html
編集部おすすめ