
動物の赤ちゃんの誕生は、それだけでかわいい。特に犬の赤ちゃんは、たくさん生まれてもそれぞれに個性があって、見ている側を幸せな気持ちにしてくれる。そして、出産を頑張ったお母さん犬にも、もちろん「よくやった」と声をかけてあげる飼い主も多いだろう。
アメリカのノースカロライナ州で、愛犬の初の出産を見守っていた家族にサプライズが起こった。
白いホワイトシェパードのお母さんは合計8匹の子犬を無事出産したのだが、そのうちの1匹が黄緑色(ライムグリーン)だったのだ。でも大丈夫、健康には全く問題ない。
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'Hulk' the puppy born lime green
【明るい黄緑色の子犬が誕生】
1月10日の朝、ノースカロライナ州に住むシャーナ・ステイミーさんは、愛犬でホワイトシェパードのジプシーの初の出産を一家で見守っていた。
ジプシーは、初産にしてはスムーズに3時間ほどで8匹の子犬を生んだ。しかし、4匹目の子犬が出てきたとき、シャーナさんら家族は驚いた。
子犬の全身が、明るいライムグリーン色だったのだ。画像や動画では黄色に見えるかもしれないが、最初は黄緑色で徐々に黄色味が強くなったそうだ。
— Rex Hodge (@RexHodge_WLOS) 15 January 2020
【母犬の胃液が子宮内に入ったことが原因、健康には問題なし】
ウェインズビルにあるジュナルスカ動物病院のマネジャー、スザンヌ・チャンチュリ獣医技師は、この原因を母犬の胃液(緑の胆汁色素ビリベルジン)が子宮内に入り、羊膜の濃度が高くなったために、もともと白かった子犬の毛が黄緑色に染まってしまったと説いている。
緑色で生まれた子犬に健康的な問題はなく、色は一時的なもので、たいていは数週間すると消え、元の白い毛に戻るということだ。
それでも、やはり黄緑色の子犬を見たシャーナさん一家は興奮し、名前を付けるのに家族で盛り上がったようだ。
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グレムリン?それともピスタチオ?ミスター・グリーン?などなど、候補をあげたのですが、ライムグリーン色でスーパーマンというイメージにぴったりのハルクと名付けました。
でも、日が経つにつれて緑というより黄色っぽくなってきたので、中にはピカチュウと呼ぶ人もいます。
多くの人が、既に引き取りたいと申し出てくれていて、ハルクの人気ぶりにびっくりしています。
でも、何よりジプシーはよくやったと思います。8匹の子犬の世話を今も懸命にしているし、とっても素晴らしい母犬です。
【卒乳すれば、引き取り手を探す予定】
現在のところ、子犬たちは母犬の乳で育てられているため、8週目ぐらいに卒乳できれば、それぞれ引き取り先を探す予定だとシャーナさんは話している。
とはいえ、もし貰い手がなければ8匹全てを自分たちで飼うことも考えているそうだ。
ハルクは、幸運のお守りでとても特別です。でも、8匹の子犬全てが大好きで、家族でとても可愛がっています。
ちなみに、このキュートなハルクの誕生についてSNSでは次のようなコメントが寄せられている。
・このお母さん犬、アナトリアン・シェパード・ドッグかな。
・緑っていうより、黄色に近いよね。
・テニスボールの色みたい。
・ワオ、光ってる!
・この前ベビーヨーダみたいな猫がいたけど、今回はベビーピカチュウか。
・この子が飼いたい!
・黄緑か黄色かで議論の対象になりそうだね(笑)
・子犬っていうだけで、かわいい。
References:wlos.comなど / written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:白いシェパード犬から、黄緑色の子犬が産まれ、「ハルク」と名付けられる(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52286800.html
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