
IQ(知能指数)が高い著名人と言えば、スティーヴン・ホーキングやアルベルト・アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチなどだが、クリストファー・ヒラタのように子供の時からその才能が広く知られる神童が、世の中には稀に存在する。
英国イングランドに住む男児のその一人だ。
この男児は、わずか3歳にしてIQ142という頭脳の持ち主であり、今回高IQ保持者の交流を主な目的とする非営利団体「メンサ(Mensa)」の英国支部に最年少メンバーとして迎えられた。
[動画を見る]
3-year-old boy becomes the youngest member of high IQ society Mensa UK
【3歳でIQ142を持つハリツ君】
イングランド北東部ダラムに住むムハマド・ハリツ・ナジム君(3歳)の母親アニラさんと父親のモド・アシキンさんは、ともに教養のあるエンジニアで、数年前に母国マレーシアからイングランドへ移住してきた。
[画像を見る]
息子のハリツ君がとても聡明だということに両親が気付いたのは、ハリツ君が生後半年を過ぎた頃からだったそうだ。
息子は、生後7か月で言葉を話し始め、2歳の時には寝る前に既に自分で絵本を読んでいました。(アニラさん)
自宅では母国語で息子とコミュニケーションをとっていたが、ハリツ君はあっという間にマレー語と英語を習得。公文式学習法の教室では、去年9月に算数と国語の両教科で成績優秀者に選ばれた。
【メンサの正式メンバーに迎えられる】
息子の才能に気付いた両親は、ハリツ君にビネー式知能検査を受けさせたところ、IQ142であることがわかった。
これにより、ハリツ君は最も知能指数の高い英国人の上位0.3%に位置すると判定されたのだ。
通常IQテストは、数学、読解、暗記及び批判的思考の質問の組み合わせで構成されているが、ハリツ君のような子供は公式テストに合格する必要はない代わりに、IQの高さを証明する証拠を提出しなければならず、10歳半未満でメンサのメンバーになるには教育心理学者との面談が必要とされ、その判定により正式加入が決まるそうだ。
[画像を見る]
ハリツ君は、テスト後に必要な審査を全て終えた上で、今回正式にメンサの英国支部に最年少メンバーとして迎えられた。
メンサ英国支部CEO(最高経営責任者)のジョン・スティーブネイジ氏は、「ハリツ君は明らかにとても聡明な子供であり、彼をメンサの最年少メンバーに迎えることを喜びに感じている」と話している。
[画像を見る]
【両親、ハリツ君の将来に期待の声】
今回、名誉あるメンサのメンバーに加入できたことを何より喜んでいるのは、ハリツ君の両親だ。
しかし、母のアニラさんはハリツ君のことを「普通の子供でもある」と話している。
息子は、小さな秀才ではありますが、他の3歳児のように遊んだり、お絵描きしたり、歌ったり、アニメを見たりするのが大好きです。工作関係が大好きで、特にレゴブロックと粘土遊びに夢中になっています。また、読書も好きですし、ドキュメンタリー番組や技術番組を見ることも好きです。
私たちは、聡明な息子のことをとても誇りに思っています。将来は、きっと大いに社会に貢献する大人になってくれることでしょう。
なお、メンサは英国オックスフォードで1946年に設立された非営利団体で、人口上位2%の高IQ保持者の交流を活動の主としている。高IQ団体としては最も長い歴史を持ち、世界40か国に支部には合計12万人ほどのメンバーが加入しているという。
References:Mirrorなど / written by Scarlet / edited by parumo
追記:(2020/1/31)本文を一部訂正して再送します。
記事全文はこちら:3歳の男の子 「メンサ」英国支部に最年少メンバーとして迎えられる、IQ142(イギリス) http://karapaia.com/archives/52287232.html
編集部おすすめ