
種が違っていても、心を通わせ友情を築く動物たちの姿は見ているだけで癒されるものだが、先月末イギリスにて意外な形で出会ってしまった異種同士のほのぼのシーンが目撃された。
このたびみんなを和ませたのは、アザラシのアイラと2歳のダックスフントのスタンレー。
海外では「海の犬」とも称されるアザラシと犬。生息環境の違いはあれど、顔かたちや仕草などそこはかとなく似ている2種が、専用の施設でガラス越しの交流を楽しんだのだ。
【厳選の推しショット!仲良しなアザラシとわんこ】
保護アザラシのアイラと犬のスタンレー。通常なら接点無しの2種が出会った場所は、イギリスのコーンウォールにあるコーニッシュシールサンクチュアリだ。
この場所は、育児放棄されたり、海洋ゴミなどがからまって傷ついたアザラシやアシカを保護し野生へのリハビリを行う施設で、たまたまそこを訪れたスタンレーとアイラがほほえましい関係を築いたのだ。
初対面にもかかわらず積極的だったのはアイラのほう。水槽をのぞきこむスタンレーに向かって一直線に泳いでくると、大胆にもキスであいさつ!
スタンレーも海の犬に仲間意識が芽生えたのか、その場を動かずキスに応じているよう。ガラス越しだからニオイは伝わらないけど愛情は伝わったのかな?
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その後、気が合った2匹は20分も一緒に過ごしていたという。
カメラ目線でばっちり2ショット
まるで昔からの仲良しみたい!
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実は最近この施設にはたくさんの犬が訪れる。
そこでスタッフは印象に残った犬の写真を「今週の犬」として毎週フェイスブックに投稿することに。集まった写真はどれも甲乙つけがたいものだったが、今回はこの2枚が選ばれたのだ。
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一方、こちらはこの施設の常連犬の レジーとブランシュ。
飼い主のナターシャさんによると、ここが大好きな2匹はレジーの誕生日に毎年ここにやってきて異種交流を楽しんでるそう。
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【アザラシやアシカのための保護施設】
アザラシやアシカ類のために設立されたコーニッシュシールサンクチュアリは、およそ60年もの歴史がある。
保護した当初は健康の回復を優先。のちに餌の取り合いなどを学べるよう他の個体と飼育するなど、極力野生に近い環境を目指す施設では、ほとんどの個体が自然界に戻っている。
さらに施設では野生に帰った個体も識別タグで注意深く見守り、彼らの生存率を高める情報などを集めている。
海の犬と陸の犬。直にふれあうことはできずとも、通じ合うものがあったりして。というか彼らにしかわからない特殊なコミュニケーション方法があるかも?なんて妄想が暴走する今日この頃だ。
written byD/ edited by parumo
記事全文はこちら:犬と海の犬(アザラシ)が仲間になった!ガラス越しから友情がしっかり届いているよ(イギリス) http://karapaia.com/archives/52287409.html