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ハンガリー北部、人口300人ほどの小さな村、シンペトリは、世界最大のハンドメイド本があることで知られている。
この本は、重さ1.4トン、13頭のアルゼンチン牛の皮を使って装丁されていて、ページをめくるのには大人6人が必要となるそうだ。
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The world's largest book takes six people to turn a page
【縦4.18×横3.77メートル、総重量は1420キロ、全346ページ】
世界最大のこの本は、2010年に完成した。ベラ・バルガとゲーバー・バルガ父子が、伝統的な製紙法で作り上げたもので、装丁も昔ながらの技術を使い、通常より遥かに大きな本をなんとか調節して仕上げた。
現在、バルガ父子が製紙技術を公開している、シンペトリ村の製紙工場内に展示されている。この本の大きさは、縦4.18×横3.77メートル、総重量は1420キロ、全346ページ、地元の植物層や動物層の情報が満載されている。
71歳のバルガ父は言う。「これ以上、大きくするのはとても不可能だった。なんといっても、大きさが4.18メートル×3.77メートルの本だからね。でも、この本がすごいのは大きさだけじゃない。製本技術を見てくれよ。スウェーデンの木のテーブルと、13頭のアルゼンチン牛の皮を使って、大昔の法典みたいなのを作ったんだ」
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World's Largest Book - Guinness Record 2010
【ページをめくるのも6人がかり】
この本を作るのは、まさに一大事業だった。
5つの蝶番はレーザーでカットしなくてはならず、紙はオーストリアの製紙工場から輸入した。
印刷は、野外用広告を刷るのに使われる巨大な業務用プリンターを使い、できあがった巨大本を製紙工場の建物の中に設置するために、クレーンを使わなくてはならなかった。
本のタイトルは『壊れやすいわたしたちの自然遺産(Our Fragile Natural Heritage)』。
この本は、2年の間、世界最大の本に認定されていた。現在は、アラブ首長国連邦、アブダビの企業がお披露目した高さ5メートルの巨大本にその地位を譲ったが、昔の技術で作られた手作りの本としては、現在でもこのシンペトリ本が最大だ。
機械で作られたアブダビの巨大本
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World's largest book on display in Abu Dhabi| Gulf News
written by konohazuku / edited by parumo
記事全文はこちら:世界最大の手作り本。13頭の牛革で装丁、重さ1.4トン(ハンガリー) http://karapaia.com/archives/52287640.html











