家庭菜園で一生懸命育てた野菜や果物がちゃんと成長し、それを収穫する時の喜びというのは栽培者にとって何ものにも代えがたいだろう。しかし、そんな大切な収穫物が荒らされてしまったとしたら…。
去年9月、アメリカのデラウェア州で家庭菜園の野菜を次々と台無しにされてしまった男性は、監視カメラを設置して犯人を突き止めようとした。
すぐに犯人は割れた。映像に写りこんでいたのは、カメラ目線でおいしそうに野菜を食べるウッドチャックの姿だ。なんとも軽快な咀嚼音まで出している。
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Guy Catches Adorable Groundhog Eating His Veggie Garden
【家庭菜園がコソ泥に荒らされる】
デラウェア州に住むジェフ・パーマーさんは普段から熱心なガーデナーで、これまでにも多くのガーデニングをしてきたが、去年の9月に自宅庭に家庭菜園を作って野菜を育て始めることにした。
しかし、順調に育っていた野菜が、いつも収穫直前に何者かに台無しにされていることに気付いた。
よく見ると、大きな噛み傷があり、何かの害獣かと推測したパーマーさんは、繰り返し行われる菜園荒らしに腹を立て、庭のフェンスの隙間に木材やタイヤを置き、外から庭へコソ泥が入って来ないようにするなどしてみたが、それらの対策は無駄に終わり、菜園は荒らされ続けた。
【隠しカメラを設置してみたところ…】
そこでパーマーさんは、菜園近くにカメラを設置し、コソ泥の正体を突き止めることにした。
スマホにアプリをダウンロードして待っていると、早速通知がありチェックしてみた。すると、カメラに映り込んでいたのは、1匹のウッドチャックだった。
ウッドチャックは、そこにまるでカメラがあることを知っているかのように、カメラ目線でパーマーさんの菜園から引き抜いた人参やキュウリを持ち、ボリボリと齧り始めた。
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時にカメラをじっと見つめ、食欲旺盛な姿を見せつけるかのようなその姿は、パーマーさんに対する一種の挑戦にも見える。
しかし、パーマーさんはその太っちょなウッドチャックの姿を見て、予期せぬ思いを抱くようになった。
菜園荒らしのウッドチャックが大好きになってしまったのだ。
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【すっかりロックオンした菜園主、SNSアカウントを開設】
パーマーさんは、少なくとも週3回のペースで菜園にやって来ては野菜を盗み食いするウッドチャックに「チャンク」と名付けた。
ある時は、チャンクがガールフレンドらしき別のウッドチャックを連れてカメラの前に現れ、映像を見たパーマーさんは驚いた。
2匹は仲良さそうに、パーマーさんの作った野菜を咀嚼し、キスし合ったりなにやら話したりしている。
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チャンクのキュートな姿にすっかりロックオンされたパーマーさん、なんとYouTubeチャンネルやInstagram、Facebookまで設定し、チャンクがやってくるのを心待ちにするようになった。
10月末になると、野菜栽培はシーズンオフになり、パーマーさんの菜園でも何も栽培しなくなってしまう。
そんな時でもチャンクがお腹を空かせないようにと、パーマーさんはりんごや落花生などを庭に置いてやる。すると、チャンクはそれを拾って、またカメラの前でドヤ顔で食べるのだ。
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11月になると冬眠するため、パーマーさんの菜園からは暫く姿を消すチャンク。パーマーさんは、なんだか寂しい気持ちになるのだった。
チャンクに出会ってから、考え方がすっかり変わったとパーマーさんは話している。
普通は、こんなふうに毎回菜園を荒らすような生物を、害獣としかみなさないでしょう。ですが私はチャンクに会って、私たち全員が共存しているんだと思うようになりました。
結局、この庭だってチャンクの土地でもあるのです。そこにたまたま菜園が作られたというだけなのです。だから、好きなだけ食べてもいいよという気持ちになりました。
パーマーさんは、「2月ぐらいには姿を見せてくれるかもしれない」と冬眠中のチャンクに再び会えるのを楽しみにしているという。
References:YouTubeなど / written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:「うまいよこれ!」家庭菜園の野菜をカメラ目線でおいしそうに食べるウッドチャック(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52287678.html











