
常備菜として野菜を食べる工夫は世界各地に存在する。日本では漬物などがあるが、海外では酢漬けにしたピクルスがそれにあたる。
正しく保存すれば日持ちもするし、なにより野菜の栄養素がたっぷりとれるのも魅力だ。イタリアのピクルスは「ジャルディニエラ」と呼ばれ、ローリエなどのハーブをくわえることで、野菜のうまみが際立っている。
野菜を有効活用したい、たまには手作りの風味豊かなピクルスが食べたい人におすすめの「ジャルディニエラ」の作り方、いってみよう。
※カラパイアクッキングの料理レシピは「#ネトメシ」で全部見られるよ。
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■ ジャルディニエラの作り方
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■材料(360mlの保存瓶1本分 漬け時間除き30分前後)
・白ワインビネガー 150ml
(野菜はすべてそろえなくてもあるものでOK)
・カリフラワー 30g 小房にカット
・人参 20g 薄切り
・大根20g 乱切り
・アスパラ 1本 斜め薄切り
・ズッキーニ 20g 薄切り
・パプリカ 赤・黄 各10g 細切り
・セロリ 20g 薄切り
・うずらの卵 3個 (入れなくてもOK、好みで)
(ゆで汁用)
・水 100g
・グラニュー糖 大さじ1
・塩 小さじ2
・ローリエ(月桂樹) 1枚
・粗挽きコショウ 1,2ふり
(漬け汁用)
・オリーブ油 大さじ2
・煮汁 大さじ2
(漬け用ハーブスパイス)
・フェンネルパウダー 小さじ1/2 (あれば)
・オレガノ、タイム 少々 (あれば)
■器具
・保存瓶など 蓋のある耐熱保存容器
・ボウル 2個
・鍋
・ザル 煮汁を切る
・泡だて器 小型 なければ箸4,5本、スプーンなど
【下準備】
・材料表記を参考に野菜を切っておく。
・瓶などの容器はあらかじめ煮沸消毒しておく。
【野菜やうずら卵を煮込む】
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・鍋に白ワインビネガー、水、塩、グラニュー糖、ローリエを入れ中火にかけ、沸騰するまで混ぜる。
・沸騰したらやや弱火にしてカリフラワー、ニンジンを加え2分ほど煮る。
・残りのセロリ、パプリカ、大根、ズッキーニ、アスパラ、うずらの卵を加え、更に2分ほど煮込む。
・材料の歯ごたえが残る程度に柔らかくなったら火を止め5分ほど放置する。
■ワンポイントアドバイス
・加熱時間はお使いの調理器やお好みの食感に合わせて調節する。
【漬け汁を作って具材と瓶に詰める】
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・放置した野菜に粗挽きコショウを加え混ぜ、ボウルを重ねたざるなどにあけて汁気を切る。
その際、煮汁は捨てずにとっておく。
・別のボウルにオリーブオイル、フェンネルやオレガノなどのハーブ類を入れ、とっておいた煮汁を大さじ2ほど加えて30秒ほど泡立てる。
・トロッと乳化するまで泡立てたら野菜を加え混ぜ、室温になるまで放置したあと保存瓶などに詰める。
・蓋をして冷蔵して1時間~1日程度漬け、好みの味になったらできあがり。汁気を切っていただく。
■ワンポイントアドバイス
・乳化の時、泡だて器がない場合は箸4,5本で代用しても良い。
・保存時の漬け汁の量は具材がひたひたになる程度にし、足りない場合は白ワインビネガーと水を少しずつ追加する。
・冷蔵庫の密閉容器で最長1週間保管できる。
【完成 ジャルディニエラ できちっち!】
ビタミンカラーで目にもおいしいイタリア伝統ピクルスはマイルドな酸味のオイル漬け風味となっている。
洋風の白ワインビネガーが加熱で変色しがちなカリフラワーなどの色を鮮やかに保ち、さわやかな風味もプラス。斬新な味がやみつきになることうけあいだ。
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カリッとした野菜の食感や味はもちろん、うずらの卵がまたおいしいからノンストップでいけちゃうよ。
一晩漬けるとハーブの風味も効いてよりおいしくなるので、余裕があれば食べきらずに待ってみよう。
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一般のピクルス同様、パンに挟んだり、メインディッシュに添えたりのアレンジにも使える一品。野菜不足の人もぜひお試しあれ!
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さてピクルスが決まったところでオチいこう。
例によって唐突だけども今回はカリフラワーのフォルムからあろうことか脳を連想。ホワイトピュアな塊をあえて闇落ちさせる暴挙にトライ。(ブレイン系がアレな人はここで折り返し推奨)
カラパイアテイストで限りなく脳に寄せたカリフラワー。
それはトマトソースで彩られている。こんな風にね!
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作り方はオリーブオイルをふりかけたカリフラワーをホイルで包み焼きにしたのち表面に焼き目を追加。あとは脳のひだを意識しつつ、ケチャップとトマトソースを添えておいしさとリアルの両方を叶えてみた。
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ホックホクであつあつのカリフラワーは熱損失が少ないビタミンCも豊富。お好みの調味で風邪予防にも役立つサイドメニューにいかが?
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料理:インスタグラムではマル秘レシピも!@クマ姉さん、ディレクション:リスポワールD、プロデュース:パルモ
さて、クマ姉さんにこんな料理作ってほしい!または自分のレシピを紹介したいというお友達は、カラパイアの投稿フォームからカテゴリー「カラパイアクッキング」を選択して投稿してね!!採用になった人にはカラパイアノベルティグッズをプレゼント。みんなのお便りまってます!
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記事全文はこちら:作り置きにも最適!野菜の栄養がおいしくとれる、イタリアのピクルス「ジャルディニエラ」の作り方【ネトメシ】 http://karapaia.com/archives/52288368.html
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