4月22日、こと座流星群を見よう
地上では日常を揺るがす事態が起きているが、それでも地球は回っているし星の動きもいつも通りだ。
4月はこと座流星群がやってくる。
一番の見ごろは4月22日(水)深夜から4月23日(木)の明け方頃だ。放射状に散らばって現れるのでどの方角からでも見ることができる。
今年は23日新月なので、月明かりに邪魔されることはない。天気さえよければ絶好の条件となっている。運よく流れ星を見つけたら、星に願いを託してみよう。
【春の夜空をいろどる、記録上一番古いこと座流星群】
こと座の方角に現れること座流星群は、毎年4月にやってくる春の流星だ。
もっとも古い観測記録が残る流星群の1つでもあり、中国の歴史書『春秋左氏伝』には紀元前687年にそれが観測されたという記述がある。
その正体は、地球がサッチャー彗星(C/1861 G1)の尾を通過するときに落ちてくるデブリだ。これが大気の中で燃えることで、夜空を彩る光のシャワーとなって輝く。
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Kazushi_Inagaki/iStock
【見頃は4月22日深夜から23日明け方】
今回の流星群が活動のピークを迎えるのは、4月22日16時頃と予測されている。
ただし実際の見頃は、22日(水)深夜から23日(木)明け方にかけての放射点が東の空に高く昇った頃だ。この放射点から周囲へ散らばるように流星が流れるために、夜空のどこでも流れ星を見ることができる。
なお今回、23日が新月であるおかげで、月明かりの影響をほとんど受けない。くわえて、コロナウイルスによる経済活動の停滞のために、照明の光や大気汚染の影響も少ない。天気にさえ恵まれれば、絶好の観測条件が揃っているのだ。
観測するときは、月明かりが視界に入らないように気をつけながら、なるべく広く空を見つめるといいだろう。
既にYoutubeで長野・木曽観測所カメラからのライブ映像が配信中だ。空を見上げることができない人は映像から流れ星を探してみよう。
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こと座流星群と星空ライブ 長野・木曽観測所カメラ Meteor LIVE from Kiso , JAPAN
こと座流星群は、流星数はそれほど多くない。通常なら見晴らしが良いところで、1時間あたり10個前後くらいだが、まれに大出現することもあるという。流星自体は明るいものが多いので見つけやすいかもしれない。
見ることができたらすごくラッキーかもしれない。流れ星が流れ切る前に願い事をスラスラ言えるよう、さあ、今から練習だ!
written by hiroching / edited by parumo
記事全文はこちら:こと座流星群がやってくる!4月22日深夜がピーク、空を見上げて流れ星に願いを(ライブ動画配信中) http://karapaia.com/archives/52290018.html
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