
ポプラの綿毛を焼き払う
スペインの公園で、雪のように地面に積もったポプラの綿毛を焼き払う作業が行われたそうだ。ポプラは花が咲き終わるとすぐに綿毛付きの種子を大量に付ける。
この白い綿毛が風に飛ばされて、雪のごとく、あるいは「風の谷のナウシカ」の腐海の森の胞子のごとく宙に舞い、地面に降り積もる。
可燃性で燃えやすい綿毛は、放っておくと火事の原因となることから、地面に積もると焼き払う作業が行われることがあるようだ。
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Poplar fluff burning
映像はスペインのカラオラのシダコス公園で撮影されたものだ。ポプラが多いヨーロッパの地域では、ある意味春から初夏にかけての風物詩となっている綿毛焼きだが、非常に速い速度で燃えているのがわかる。
可燃性の高い綿毛付きの種子はすぐに発火して燃え尽きるため、その下にある芝生や公園のベンチや木は燃えずに無傷のままだという。
追記(2020/05/10)
火事だったのではないか?との噂もあるようだが、『unilad』によると、公園の美化を目的として、また火事にならないよう、意図的に火をつけたと考えられている。
ポプラは4~5月に開花し、5~6月に実が熟す。その後すぐに果皮が割れ、中から白い綿毛が出てくる。
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ポプラの木の実から綿毛 /iStock
綿毛はとても軽いので、風に乗ってあちこちに飛散する。まるで雪が降っているかのように見える。綿毛は地面に落ちて、雲のようなカーペットを作り上げる。
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地面に積もったポプラの綿毛/iStock
発火しやすいので火事の原因になることから、積もったポプラを焼き払う作業は良く行われているようだ。
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Poplar fluff season Riga Lat
via, fluff burnt by children
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Fuzzy Lawn Burn - The Sequel
記事全文はこちら:雪のように地面に積もったポプラの綿毛を焼き払う。でも大丈夫、芝生は燃えない(スペイン) http://karapaia.com/archives/52290676.html
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