
なぜロゴは左側が一般的なのか?image by:amazon/RALPH LAUREN
普段、あまり気にしたことがなくても、ふと「そういえばなぜ?」という疑問に繋がることというのは、意外にあったりするかもしれない。
何気なく着ているシャツもその1つ。
ワンポイントとしてロゴマークを使用しているブランドも多いが、その大部分は左側についている。いったいなぜだろう?右側じゃダメなのだろうか?
その理由が海外サイト『Bright Side』でその理由がいくつか明かされていたので一緒に見ていこう。
【人は自然に左側に目が行く傾向がある】
ロゴは、第一印象付けのようなものだ。例えば、ウェブサイトにアクセスした時、ユーザーはサイトの右側よりも左側に目をやる傾向にある。
同じことが衣服のロゴにも起こる。人は、右側よりも左側を注視する傾向があるため、左側にロゴを配置した方が認知されやすく、視認性を高めることはロゴのブランドにとっても重要となる。
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【歴史的に見ても左側に配置される慣習がある】
例えば、軍服でも星章やワッペンのようなもの、メダルも左胸に配置されている。
フランスの英雄ナポレオンが日常的に左側に着けて以来、左側配置が世に拡散したという説もあるようだが、定かではない。
ただ、歴史的に軍服は勲章などが左側に配置されたままで右側付けは一切ないという。現在の王室メンバーの正装を見ても、勲章の左側配置は歴史的慣習となっていることがわかる。
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【読み書きの習慣に合わせている】
ところ変われば文化も変わり、アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語など右から左に文字を読み書きする習慣を持つ国もあるが、西欧諸国ではほとんどが、左から右へと読み書きしている。
そうした習慣に合わせて、特にウェブサイトでは目につきやすい左側にロゴを配置しているようだ。
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【多くの人は右利きで、左側をより意識している】
世界的に見ても多くの人は右利きだ。右利きの人は左側のロゴをより認識しているという。
Nielsen Norman Groupの研究によると、左側に配置されたブランドロゴは、記憶に残りやすい層で、その視認率が平均89%で、右側のロゴよりもよく覚えられているということだ。右利きは全体の90%であると考えると納得のいく数値である。
ただ、衣類などのブランドロゴについては中央配置や両側配置などもある。左側配置と比較すると中央ロゴは視認率に違いがないが、位置よりもコントラストや見やすさなどのデザイン的違いが影響しているそうだ。
ブランドのロゴが左側に配置される率が高いのは、それを見る人たちにより印象付けるためとされている。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:日常の素朴な疑問。なぜシャツのロゴマークは左側についているものが多いの?【ライフハック】 http://karapaia.com/archives/52291747.html
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