猫が飼い主にやさしくなった!? コロナによるロックダウンがペットに与えた影響を保険会社が調査(イギリス)

コロナの影響で猫がやさしくなった? Daga_Roszkowska/pixabay
 コロナ禍によるロックダウンは、人々の暮らしを大きく変えた。外出制限により、在宅ワークに切り替えた人も多い。
家にいる時間が長くなった人が増えた。そしてそれはペットの行動にも影響を与えたようだ。

 イギリスのある保険会社は、ロックダウン期間だった過去数か月がペットたちにどのような影響を与えたかについて全土にわたり調査を行ったところ、なかなか興味深い結果が出たようだ。『Lad Bible』などが伝えている。
【ロックダウン中、猫が飼い主にやさしくなった!?】

 イギリスのロンドンに本社を構える保険会社ダイレクト・ライン(Direct Line)のペット保険部門では、ロックダウン中だった過去数か月がペットにどのような影響を与えたのかを調査するために、イギリス全土でリサーチを行った。

 すると、猫を飼っている回答者のほぼ90%が、3月のロックダウン以降、飼い猫が感情的なサポートを示してくれるようになったと述べたのだ。

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 例えば、調査に参加した女性の1人は、ハンフリーという15歳の老猫を飼っているが、ロックダウン中にハンフリーに劇的な変化が現れたという。

ハンフリーは、決して抱っこを求めるタイプではありませんでした。私は他にも猫を飼っていますが、ハンフリーだけは触られるのを好まず、ツンツンした性格だったのに、ロックダウンが始まって数週間後、テレビを見ていると膝の上に座ってきたんです。

今では、私たちと一緒に眠ることが大好きになりました。私はいつも1日の終わりに飼い犬の散歩をするのですが、ハンフリーは庭で私が帰るのを待っているようになったのです。

 更に調査を続けたところ、飼い主がロックダウン中に在宅ワークに切り替えると、猫も外に出なくなったという回答者が51%だったそうだ。


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【犬と犬の飼い主にとってはロックダウン後は辛いかも】

 飼い主がずっと家にいると、朝・昼・晩のごはんやおやつなど、ロックダウン前よりもつい多く餌を与えがちになり、ペットが肥満傾向になるのではという懸念もあったようだが、調査では犬の95%は体重がロックダウン前と全く変わっていないことが明らかになった。

 犬は、自宅待機中の飼い主に大喜びし、まとわりついて離れなくなる一方で、おそらくほとんどの猫は飼い主が留守になる日が来れば、自分の時間をエンジョイできることを喜ぶかもしれない。

 ある獣医師は、次のように話している。

犬は超社会的で、可能なら24時間ずっと飼い主の傍にいたがります。

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飼い主も、犬同様ロックダウン中は一緒に楽しい時間を過ごしているため、ロックダウン後は職場に戻ることで愛犬と離れてしまい、それが不安症を引き起こしたりする可能性もあります。犬とその飼い主は、ロックダウン後の調整は互いに容易ではないでしょう。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:猫が飼い主にやさしくなった!? コロナによるロックダウンがペットに与えた影響を保険会社が調査(イギリス) http://karapaia.com/archives/52293844.html
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