
ヤギがパトカーを乗っ取る image credit:facebook
前回、コロナで封鎖中の町を120頭もの野生の山羊が占拠した件をお伝えしたが、今度はイギリスのある島で山羊たちがパトカーを占拠する事案が発生。自由な山羊たちの大胆すぎる行動が笑いを誘っている。
郊外で見つかった不発弾を処理したばかりの警官が駐車中のパトカーに戻ると、なぜかその上で2匹の若い山羊が向かい合っていた。
命がけの作業を終えたらフリーな山羊がパトカー占拠とか、もう油断も隙もありゃしない漫画みたいな展開だが、逃走されてもなお犯山羊情報を募る警察もけなげだった。
【第二次世界大戦時の不発弾を処理した警官たち】
8月18日イングランドの島ワイト島で第二次世界大戦時の不発弾が発見され、地元警察が英国海軍の専門家とともに処理にあたった。
作業は一歩間違えば大事故になりかねない危険なものだったが、幸いにも安全な爆発に成功。緊張から解き放たれた警官たちは胸をなでおろしつつ、駐車中のパトカーに向かった。
【今度はパトカーに山羊。まさかのカージャック!?】
ところが、一仕事終えた彼らの視界にとんでもない光景が飛び込んできた。なんとパトカーの上に2匹の山羊が乗っていたのだ。
不発弾の処理の次はパトカーに登る山羊かよ…息つくまもなく衝撃的な2つの事案に翻弄された警察はFacebookにこんなメッセージを投稿した。
[動画を見る]
目撃情報求む
マット警部補より昨日発生した事件の追加情報を取り急ぎお伝えします。
ニューポート郊外で爆発の恐れがある第二次世界大戦時の不発弾が見つかりましたが、英国海軍爆発物処理チームの協力を得て安全に処理しました。
一方、残念なことに数匹の山羊が我々の車両を損傷しました。写真の山羊に心当たりがある方は署までご連絡願います。
【デジャブかな?イギリスで話題の豪気な山羊たち】
山の上ならいざ知らず、自動車しかもパトカーを堂々と占領する山羊たち。
その絵面は人類制圧を目論む山羊からの宣戦布告にも見えるが、今年3月に野生の山羊の自由なふるまいが話題になったイギリスの人々にとってはある意味デジャブな光景になったようだ。
それはウェールズ北部の出来事だったが、コロナの封鎖中におよそ120頭もの野生の山羊が無人の町を縦横無尽にうろつきまわり、生垣を食べたり好みの場所で昼寝したりとやりたい放題。待機中の住民はおろか警察もなす術がない状況だった。
突如はじまった山羊ヘブン映像はツイッターで反響を呼び、奪還を危ぶむ声もあったようだが、自然豊かなワイト島にも豪気な山羊がいるようだ。
【犯山羊は逃走。思わず吹いたという声も】
なおパトカーを傷だらけにした犯山羊2匹のその後は不明で、警察もメエメエ鳴きながら野原に逃げていったこと以外に有力な手がかりはつかめていないようだ。
ワイト島警察のこの投稿には、危険な作業を終えた警官をねぎらう声やありえない流れに思わず吹いたという声も殺到。というか人間はもちろん国家権力にも動じない山羊って実は最強かもしれないな。
References:unilad / facebookなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:「この車は占拠したヤギ」山羊がパトカーをカージャックするという事案(イギリス) http://karapaia.com/archives/52293984.html
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