都市伝説じゃなかった!日本のカラスがクルミを車に割ってもらい中身を食べるまでのリアル映像

賢いカラス、車にクルミを割ってもらい中身を食べる /iStock
 カラスの”カ”は賢いの”カ”と言い切っちゃっていいのかもしれないほど、これまで、カラスの賢さは何度も紹介してきた。賢いだけじゃなく情にあついが執念深いところもあるカラスと共存共栄することができればどんなに素晴らしいことか。


 そんなカラスのエピソードとして、「車や電車にクルミなどの殻の堅いナッツを割ってもらう」というものがあるが、実際に目の当たりにした人は少ないだろう。

 ちょっと古い映像なのだが、カラスが車にクルミの殻を割ってもらうところを記録した映像が残されていたので見ていこう。
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Wild crows inhabiting the city use it to their advantage - David Attenborough - BBC wildlife

おわかりいただけただろうか?

カラスは電線の上など、高いところから道路にクルミを落とし、車がちょうどひいてくれるように位置調整をする。

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車がやってきた。
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運よく車はクルミのをひき、殻を割ってくれたようだ。
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これで中の実が食べられる。だがカラスはすぐに実に飛びつくような愚か者ではない。信号を確認し、青になるのを待って、クルミのある方へと歩いて行ったのだ。

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うん、これこれ。おいしく食べられたようだね。
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更にこの後、カラスは車側の道路の信号が青になったのを確認し、一旦道路からしりぞくのだ。人間の交通ルールすら熟知しているとか、なんて賢いんでしょう。


確かにくるみ1個の為に車にひかれて死んでしまうなんて割りにあわないよね。こうして都会のカラスたちは、都会で生き残るための知恵をつけていくわけだ。

ゴミをあさったり、ワイヤーハンガー集めて巣を作ったりと、都会では害鳥とされるカラスだけど、この賢さをうまく利用することで、人類とカラスが共存共栄できる試みはすでに展開されている。

例えばフランスのテーマパークでは、訓練したカラスがごみ拾いを手伝ってくれているのだ。

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道具も楽しく使いこなすし、優しくしてくれた人にはプレゼントすら運んできてくれるというカラス。ただし一度恨みを買うと仲間に告げられ、末代までロックオンされてしまうこともあるので、やはり友好的な関係を作り上げた方がよさそうだ。

記事全文はこちら:都市伝説じゃなかった!日本のカラスがクルミを車に割ってもらい中身を食べるまでのリアル映像 http://karapaia.com/archives/52294126.html
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