ジューシーなローストビーフ?いいえスイカです。海外で注目を集めているスイカ肉バーガー(アメリカ)

スイカを肉に見立てたスイカバーガーimage credit:dawn./Twitter
 数年前、アメリカ・ニューヨークのレストランが、スイカを燻製にし肉そっくりに加工したメニューを提供し話題となっていたが、どうやらスイカを肉の代わりに使用するとするアイデアは、今でも人気らしい。

 スイカを焼くとジューシーな赤み肉のような、おいしそうな見た目になるのだ。最近では、スイカを肉パテのように挟んだスイカバーガーにトライしたという人も現れた。

 見た目はそっくりでも味はどんな感じなのか想像つかないのだが、畜産によるCO2排出量を減らす環境保護の観点からみれば良いアイデアではある。とは言えスイカはスイカ、これは受け入れがたいとする人ももちろんいる。『melmagazine.com』などが伝えた。
【スイカを肉に見立てたスイカ肉チャレンジ】

 今更だが、バーガーと言っても牛肉パテを挟んだものだけではなく、フィッシュバーガーはもちろんのこと、豆類を使ったベジバーガーもメニューとして揃えているレストランやカフェが存在する。

 しかし、2018年にニューヨークのレストラン『ダックス・イータリー(Ducks Eatery)』が提供した燻製スイカ肉は斬新だった。おいしそうな赤み肉、あるいはローストビーフそっくりなんだもの。

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 その斬新なアイデアはSNSで話題を呼び、いかにスイカをうまそうな肉に見せるか、更にスイカ肉のおいしい食べ方などを考案する人が続出した。

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I Tried To Make Smoked Ham Out Of Watermelon

 その人気は今でも衰えることを知らず、ミズーリ州やニューヨークのアウトレット店では、スイカバーガーが売り出し中だという。


 で、うまいのか?そこが一番のポイントである。

 残念ながらスイカバーガーにトライしたTwitterユーザーは、「べちゃっとしていて変な食感だった」とツイート。

 スイカは、熱を加えることにより水分が蒸発し、その過程でスイカの甘みが変化する。スイカだと思って食べると、まったく違う触感に違和感を覚え、かといって肉とは思えないやわらかさで、なんとも言い難い不思議な感覚に陥るのだそうだ。

 とは言え、ビスケットをミルクに浸して食べるのが好きな人とか、ジュワっとした食感が好きな人には好評だという。


【スイカ肉には賛否両論の声】

 確かに見た目は肉っぽく、低カロリーでヘルシーという点ではダイエットにも最適そうなスイカ肉だが、SNSでは「スイカ肉は邪道」「これは最悪のベジミート」という声も寄せられている。


グーグルニュースのスイカバーガー推しが凄い。なんど広告を閉じたことか。もうスイカバーガーは根絶してほしい。
という声も。

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I Tried To Re-Create This Watermelon Ham • Eating Your Feed • Tasty

 燻製スイカ肉にチャレンジしたこちらのユーザーたちは、手間暇かけて作った割には、あまり美味しい出来にはならなかったようだ。

 自宅でスイカ肉を作るにはちょっと面倒だが、レストランのメニューで提供されているものは、本物の肉よりも遥かに値段が安く、プロの味だろう。


 環境保護という観点からみれば、畜産によるCO2の排出を削減する為に肉の代替品が注目されている。とは言え、環境は守りたいけど、味覚だって守りたいわけで、見た目だけあわすよりは、味をきっちり合わせてくれた方が肉好きにはありがたい。

 確かにスイカの赤い色は赤み肉に近いだろう。このままいったらスイカマグロ寿司なんかも登場しそうな気配間。

 あっ、でもかっぱ巻きとかおいしいし、もしかしたらスイカは寿司にしたらいけそうなのか?個人的にはマヨネーズさえあればいけちゃいそう。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:ジューシーなローストビーフ?いいえスイカです。海外で注目を集めているスイカ肉バーガー(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52294280.html
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