
ピンク色で一本足で立つことで知られているフラミンゴだが、そのくちばしも特徴的な形をしている。実はこれ、水の中の餌を効率よく食べるためにこの形になっているようだ。
フラミンゴの餌は主に水中にいるプランクトンや藍藻類、甲殻類・軟体動物などだ。その餌をどうやって食べているかがわかる映像が公開されていたので見ていくことにしよう。
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Underwater Flamingo Feeding
【くちばしにあるフィルターで水を吐き出し餌をこし取る】
フラミンゴは濾過摂食(ろかせっしょく)という餌の食べ方をする。水や泥と一緒に餌を吸い込んだ後、餌だけを漉し取り、水は外に出すのだ。
そこで活躍するのが、板歯(lamellae)と呼ばれる、くちばしの外縁に並ぶヒゲ状の組織だ。これがフィルターの役目を果たし、水や泥を外に掃き出し、餌だけを濾しとるのだ。
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他に濾過摂食する為に、口の中を移動する舌や、口を開閉するくちばしも重要な役割を果たしている。なかでも舌の移動は、水や泥を体外に排出する際の、原動力となっているそうだ。
フラミンゴのクチバシは、ちょうど半分くらいのところから大きく下に折れ曲がっている。餌をとるときは、長い首を大きく曲げて、くちばしを水中に突っ込む。
このときくちばしは回転し、水中では上くちばしが下側に、そして下くちばしは上側にくる。フラミンゴは、くちばしが上下が逆転した状態で、餌を捕らえるのだ。
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食べる餌の色素によってピンク色になるフラミンゴには他にもいろんな秘密があるみたいだね。
記事全文はこちら:フラミンゴの餌の食べ方が面白い。餌だけこし取って水を吐き出すフィルター機能が搭載されている。 http://karapaia.com/archives/52294297.html
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