
ジャーマンシェパード、子ライオンを育てる image credit:lionspark.ru/Instagram
ロシアの野生動物公園に飼育されているアフリカライオンが、2頭の子供を出産した。しかし、母ライオンは、生まれた2頭の子供の世話を十分にできず、子ライオンが日に日に弱っていくのを見た飼育員らはあるアイデアを思い付いた。
それは、最近出産したばかりのジャーマンシェパードに里親代わりになってもらうというもので、2頭の子ライオンを引き合わせてみたところ、犬は子ライオンを家族として受け入れたという。『UNILAD』などが伝えている。
【母ライオン、2頭の子育てを放棄】
ロシアのウラジオストク内にある野生動物公園『ホワイトライオンパーク』で飼育されているアフリカライオンのシロナは、最近2頭の子供を出産したが、子育てを放棄してしまった。
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園のディレクターであるヴィクトル・アガフォノフさんによると、シロナはもともと非常に内向的で控えめな性格で、子育てに対してもそれが顕著に出てしまったようだ。
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シロナの我が子への態度は、明らかに普通とは異なっていました。子供に噛みついたりして、1頭には傷もありました。このままでは子供を殺してしまうのではと思えるような態度を取っていました。
2頭の子ライオンは、母親から母乳を貰うこともできず、栄養失調で脱水症状を起こしてしまったという。
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このままでは命に関わると判断したスタッフは、シロナから2頭の子供を引き離し、ジャーマンシェパードに里親になってもらうことに決めた。
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【ジャーマンシェパード、子ライオンを受け入れる】
園側は、アルチョーム市内に住むジャーマンシェパード“サンドラ”の飼い主から、一時的に犬を園に貸し出すことへの同意を貰い、早速サンドラを園に連れて来た。
8匹の子犬を産んで間もなかったために母乳がたっぷり出たサンドラは、2頭の子ライオンを引き合わされると、嫌がることなくすんなりと受け入れた。
普段、サンドラは猫があまり好きではないそうだが、里親として2頭の子ライオンの世話をすることには抵抗がなかったようだ。
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飼育下にある犬が、このように野生生物の子供をケアすることは稀だとアガフォノフさんは話す。
2頭は、サンドラのおかげで命を救われました。犬の母乳は、ライオンの子供が飲んでも問題はなく、正常な発育に必要な全ての栄養素が含まれています。
今後、この2頭が完全に大丈夫かどうかと判断するには、今はまだ早すぎますが、今のところはサンドラがいい母親代わりとなってケアしてくれているので、2頭は元気に育っています。
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子供のライオンとサンドラの間に絆が生まれる日がくるのも、そう遠くないかもしれない。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:育児放棄された2頭の子ライオンの育ての親となったのはジャーマンシェパードだった(ロシア) http://karapaia.com/archives/52295050.html
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