
保護施設の犬と猫が動物園に遠足 image credit:Animal Defense League of Texas/Facebook
コロナウイルスの影響で、休業を余儀なくされた娯楽施設は多い。動物園もその1つだ。
でも、こんな状況だからこそ、特別な経験を味わっている者たちがいる。
アメリカのテキサス州にある保護施設の犬猫たちが、来園客のいなくなった水族館や動物園内を自由に歩き、野生生物に出会うチャンスを与えられたのだ。
初めての経験に犬猫たちは興味津々。動物園側の野生動物たちも、見慣れない来園客に大きな興味を示したようだ。『go animals』などが伝えている。
【保護施設の犬猫たちが動物園を見学】
コロナ真っ最中だった7月、テキサス州サンアントニオにあるノーキルの保護施設『Animal Defence League』のスタッフたちは、施設内にいる犬猫たちを遠足に連れ出した。
向かった先は、地元のサンアントニオ動物園。閉館中となっている動物園は、その日保護施設からのスタッフと犬猫たちの貸し切りの場と化した。
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猫たちは、遠い親戚関係にあるネコ科のライオンやヒョウをガラス越しに見て興味津々。ライオンも興味深そうに猫を見ている。
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7か月の白いラブラドールミックスのカーラは、キリンに心惹かれたようだ。
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黒のラブラドールミックスのエラは、枝から枝へ身軽にジャンプするテナガザルに興味を示した。
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一方、水族館では子猫たちがタンクの中で泳ぐ水槽から目が離せなく様子などがとてもかわいらしく、保護施設のスタッフらも犬猫たちと一緒に楽しいひと時を過ごした。
普段の動物園では決して叶わなかった犬猫たちの特別な遠足は、彼らにとって貴重な経験をもたらしたようだ。
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【コロナがペットの犬や猫に与えた影響】
Animal Defence Leagueは、ノーキル(殺さない)保護施設だ。コロナ禍により、他の多くの保護施設同様、多くの悪影響を受けた。
主な収入源となる人々からの寄付が激減した他、多くの飼い主が、ペットを遺棄するという事態を引き起こしたことにより、施設にやってくる犬猫たちの数が一気に増加したのだ。
そこで、同施設とサンアントニオ動物園は、何の罪もない動物たちにもたらされた多くの厳しい状況を人々に認識してもらい、もう一度犬や猫たちに目を向けてもらうため、この特別なイベントを行ったという。
コロナで苦境に立たされた動物たちを救いたい人は、施設と動物園へ寄付することができる。
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written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:保護施設の犬と猫の遠足。コロナで休園中の動物園をのんびり見学(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52295412.html
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