我々がコンピューターの作ったシミュレーションで生きている可能性は50%(コロンビア大学研究者)

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【物理世界と仮想世界の確率は50%:50%と仮定した研究者】

 アメリカ、コロンビア大学の天文学者デビッド・キッピング博士は、シミュレーション仮説がどれだけ現実的なものか考察するために、「ベイズ推定」という確率的な推論を試みることにした。

 ベイズ推定は、ある出来事が発生する確率(事前確率)を仮定し、それがある条件の下で発生する確率(事後確率)を求める推論法だ。

 キッピング博士はまず先ほどの状況の1つ目と2つ目をまとめた。なぜなら、どちらの状況でもシミュレーションは行われないことになるからだ。

 するとあり得る世界は、シミュレーションが行われない世界(物理仮説)と、物理世界のほかにシミュレーションによる仮想世界がある世界(シミュレーション仮説)の2種類ということになる。

 現時点で、一体どちらの世界なのかを推測できるデータは一切ない。そこでキッピング博士は「無差別性の原則」にしたがって両仮説に事前確率を与えている。つまりはどちらも50%:50%の確率であると仮定した。

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【生産現実と非生産現実】

 さらにシミュレーション世界が生成されることがある「生産現実」と、そのようなことが行われない「非生産現実」について考察が進められる。

 もし物理仮説が正しいのであれば、話は早い。私たちの世界が非生産現実である確率は100%だ。

 だが、仮にシミュレーション仮説が正しいのだとしても、ほとんどのシミュレーション世界は非生産現実だと考えられるという。
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