
恐竜じみたワニガメが街中で発見 image credit:facebook
小さなカメから大きなカメまでカメにもいろんなサイズがあるが、街の中でこれほど巨大なカメに出くわすことなど誰が想像できようか。
今年6月アメリカのバージニア州のある街で、恐竜めいた様相の大きなカメが見つかった。
わが目を疑う住民をよそに通りを横断してたそのカメは、駆けつけた警察によって体重およそ30キロのワニガメと判明。
さらにこの種はこの地域の外来種であり、飼育下で繁殖した可能性が高いことから動物園で暮らすことになったという。
【住宅街に怪獣出没!?体重30キロのワニガメが見つかる】
今年6月、バージニア州アレクサンドリアの住宅街で通りをさまよう怪獣のようなカメが見つかった。
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恐れおののく市民の通報により警察が駆けつけて調査にあたったところ、そのカメは体重およそ30キロもあるワニガメで、この地域では生息できない種と判明。飼育下で成長したのち野に放たれた可能性が高かった。
日本ではガメラのモデルとしても知られるワニガメは、カメ目カミツキガメ科ワニガメ属のカメで、強力な顎を持つことでも知られる。
ただ気性は同科のカメツキガメほど荒くはなく、人に挑発されない限り噛みつくことはまずないといわれている。
【その後ワニガメはイダーロと改名。動物園で暮らすことに】
バージニア州野生生物資源局によると、このカメは動物保護施設から水産局に輸送された後、バージニア州動物園に引き取られ、飼育員からイダーロと命名された。
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イダーロは健診の時は怒りっぽくなるが基本おとなしい性格で、環境になじんだ今はプールの中を動き回ったりしている。なお一般的なワニガメは体重が90キロを超えることもあるため、イダーロはまだ若いほうだという。
【寿命が長いカメ。
ペットにする前にやるべきこと】
いかつい見た目とはうらはらに実際はまだ若く温厚だったイダーロ。同局は、当初はペットだったイダーロが飼い主によって外に放たれ、凍えるような寒さや飢餓により緩慢な死に向かっていたと考えている。
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今回は運良く保護され新たな住処が見つかったが、「自然にかえす」という善意のつもりも含めた飼育放棄で悲惨な目にあったまま命を落とす個体は相当数いるに違いない。
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カメの多くは寿命が長く、短命な種でも50年長いものでは100年生きるという。成長につれ体も大きくなるカメをペットに望むなら、あらかじめ彼らのことを良く調べて寿命が尽きるその日までお世話できるかどうかを熟考してほしいものだ。
References:uniladなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:恐竜みたいな巨大ワニガメが街に出没(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52296013.html
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