コロナ感染拡大中のテキサス州で、受刑者が時給2ドルで遺体の移送作業を手伝う(アメリカ)

刑務所の受刑者がコロナの遺体搬送 image credit:Eric Feigl-Ding/Twitter
 現在、世界各地で第三波とも言える新型コロナの感染が急増している。アメリカ南部テキサス州では特に著しく、全米初の累計感染者が110万人超えとなっており、医療体制の崩壊懸念が強まっている。

 そんな中、同州エルパソ郡にある刑務所の受刑者らが、コロナで死亡した患者の遺体を遺体安置所から検死官事務所へ搬送する姿が地元テレビ局に報道された。

 郡の保安官事務所によると、人手不足のために受刑者らが時給2ドル(約207円)で運搬作業を手伝っているという。『KFOX14』などが伝えている。
【コロナ感染拡大のエルパソ郡、受刑者らが遺体運搬作業を手伝う】

 11月14日、テキサス州のテレビ局KTSM-TVがショッキングなニュースを伝えた。

 同州エルパソ郡刑務所の受刑者らが、医療検死官事務所と移動式の簡易遺体安置所を往来し、コロナで感染した患者の遺体の運搬作業に従事しているという内容だ。


 灰色と黒の縞模様の囚人服を着た受刑者らは、PPE(個人防護服)に身を包み、遺体の運搬作業を時給2ドル(約207円)で手伝っているという。

 エルパソ郡保安官局の広報はこれを認めた上で、受刑者らが自主的に作業を行っていること、彼らは軽犯罪で服役している者たちであること、作業時には受刑者を監視する刑務所の副官と2人の勾留官もいることなどを明かした。


【人手不足と感染拡大で遺体の収容が追いつかず】

 エルパソ郡の受刑者たちは、11月9日から遺体運搬作業を始めており、本来は月曜から金曜までの午前8時~夕方4時までの労働という条件だったようだが、週末も作業を手伝っていたようだ。

 この1件を知った同郡裁判官のリカルド・サマニエゴ裁判官が、「コロナ感染の遺体運搬作業を囚人たちがしているという事実は、いかに人手不足かを物語っている」と述べているように、実際にエルパソ郡ではコロナ感染者が急増しており、遺体の収容が追い付いていない状態だ。

 遺体を安置するスペースも足りず、検死官事務所の近くには移動式の簡易安置所が10ほど設置されている。


 なお、エルパソ郡公衆衛生当局の報告によると、11月18日現在の時点で同郡のコロナ感染者数は76075件、死者数は818人となっている。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:コロナ感染拡大中のテキサス州で、受刑者が時給2ドルで遺体の移送作業を手伝う(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52296625.html
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