これはかわいいトリオ。偶然遭遇した3匹のボブキャットをドローン撮影(アメリカ)

3匹のボブキャットが現れた! image credit:Mike Mayou/Facebook
 アメリカのミネソタ州に住む写真家は偶然3匹の野生のボブキャット(オオヤマネコ属に属する中型獣)と遭遇。ドローンで撮影をし、Facebookでシェアしたところ、そのかわいさに世界が癒された。


 3匹のボブキャットは、ドローンがある程度近付いても怯えることもなく、好奇心を示しつつ、穏やかに過ごしていたという。

 写真家は、偶然遭遇したボブキャットを撮影できたことはまさに幸運であり、不思議な体験だったという。
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Bobcats on the St. Louis River

【偶然川辺で3匹のボブキャットに遭遇】

 野生生物の撮影はスキルを要するが、肝心なことは願ったタイミングで野生動物と出会えるか否かだろう。

 アメリカ・ミネソタ州ダルース在住の写真家マイク・メイユーさんは、最近その幸運な機会を得ることができた。

 幼い頃から写真が大好きだったメイユーさんは、この5年ほどはデジタル一眼レフ写真を始め、その過程でドローン写真とビデオ撮影を学んだ。

 12月16日、メイユーさんは美しい夕日を撮影する目的で、ドローンを持ってセントルイス川の周辺にベストな撮影場所を探しに出かけた。

 そして偶然、美しい3匹の野生のボブキャットに遭遇した。

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川の周辺を探検してそろそろ戻ろうと思った矢先、氷の張った場所を何かが横切ったのを見ました。ドローンを飛ばしてみたところ、3匹のボブキャットがいるのを発見し、驚きました。

 凍った川の上にいた3匹は、メイユーさんが近付けたドローンを怖がる様子も、また攻撃することもなく、穏やかにその場にいたという。

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 時折、ドローンに好奇心旺盛な視線を送ったり、用心深い姿を見せたりしていた3匹を、メイユーさんは素早く撮影を終了させた。

 あまり長い間ドローンを近づけて、寛いでいる様子の3匹を邪魔したくないという気持ちがあったからだ。


 撮影時間はわずか数分ほど。ドローンが右や左に動く間も、3匹は全く気にした様子は見せず、おかげでメイユーさんは素晴らしいショットの撮影に成功した。

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【ドローン撮影の倫理観を問う批判の声も】

 メイユーさんは、自身のFacebookで撮影した3匹のボブキャットの写真をシェアした。すると、たちまち拡散し、一部のユーザーらからは撮影場所に関する質問やドローン撮影の倫理観を問う批判コメントが寄せられた。

 後日、メイユーさんはFacebookで次のように綴った。

この野生生物を保護するため、また多くの人がこの場所へ行くのを防ぐために、私は意図的に撮影場所の質問については答えないことに決めました。

また、ドローン撮影の倫理観についても少しこちらに追加したいと思います。確かに、ドローンはサイズによって動物を怯えさせることもあります。私は、自分が撮影した時のことを考えましたが、撮影しながらボブキャットとの距離を保つよう努めていたので、3匹にはドローンはそれほど近付いていませんでした。

それに、撮影はほんの数分以内で終わったことを伝えておきます。

 わずか数分の間のドローン撮影による美しい3匹のボブキャットの写真には、多くのユーザーらから「素晴らしい写真をシェアしてくれてありがとう」「ドローンでこんなに綺麗に撮れるんだね」「ドローンだったからこそ、こんな表情が撮影できたのかも」「これからもこの3匹が安全に守られますように」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:これはかわいいトリオ。
偶然遭遇した3匹のボブキャットをドローン撮影(アメリカ)
http://karapaia.com/archives/52297787.html
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